【UEFA EURO2020 準々決勝 ベルギーsイタリア 2021年7月2日(日本時間28:00キックオフ)】 予選か…

UEFA EURO2020 準々決勝 ベルギーsイタリア 2021年7月2日(日本時間28:00キックオフ)】

 予選から14連勝同士の対決はイタリアが制した。

 国際Aマッチでも12連勝中だったイタリアは、チームの調子の良さを感じさせる場面に事欠かなかった。

 もちろん、選手それぞれのパフォーマンスの高さからも、調子の良さは感じられた。

 ベルギーはボールを持つ時間だけでなく、カウンターの鋭さも見せて何度も決定機を作ったが、ジャンルイジ・ドンナルンマが最後の砦として立ちはだかった。22分にはケビン・デ・ブライネのシュートを、25分にはロメル・ルカクのシュートをそれぞれ片手で弾き、先制を許さない。

 すると31分にイタリアが先制。素早いリスタートからの攻撃を一度は防がれたが、マルコ・ベッラッティが鋭い出足でボールを回収すると、ニコロ・バレッラがペナルティエリア内で3人に囲まれながらゴールを奪った。

 44分にはロレンツォ・インシーニェが中盤からドリブルで進み、最後は見事なコントロールショットで1人で追加点をもぎ取ってみせた。

■充実ぶりを示す「笑顔」

 このような試合のキーになる場面でそれぞれが調子の良さを見せたからこその勝利なのは当たり前だが、チームの充実ぶりはより些細なことに表れていた。

 笑顔もその1つだ。

 ジョルジョ・キエッリーニが事あるごとに笑っているだけではない。たとえば、33分にティボー・クルトワに猛プレスをかけたチーロ・インモービレが体をぶつけてボールを奪ったがファウルの判定を受けた場面。それに抗議するインモービレの顔は笑っていた。

 こういう精神面での充実は、決してここまでの結果だけがもたらしているわけではないだろう。

 それを見るうえで興味深いシーンがあった。

 それは先に挙げた25分にルカクにシュートされた場面で、ドンナルンマが弾いたボールがジョバンニ・ディ・ロレンツォのもとへ転がると、彼はそれをセーフティにゴールラインの外へ出した。

 ジェレミー・ドクが反応してはいたものの、1度ボールを収めて前に蹴り出すことや、コーナーキックではなくスローインを与えることにするのは可能だった。あっさりとコーナーキックを与えてしまったディ・ロレンツォだが、ドンナルンマをはじめとした他の守備陣はその行為を咎めることなく、当然のこととして試合を進めた。

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