■7月1日/ACL1次リーグI組第4節 名古屋グランパス-ラーチャブリー(ラジャマンガラスタジアム) 名古屋が無傷の4連…
■7月1日/ACL1次リーグI組第4節 名古屋グランパス-ラーチャブリー(ラジャマンガラスタジアム)
名古屋が無傷の4連勝を飾った!
国内の堅守をそのままアジアで体現し、3戦して無失点の赤鯱軍団が4戦目に対戦したのはタイのラーチャブリー。3戦目に続いての連続対戦で、前節は4-0で大勝した相手だ。中2日での過密日程ながら、名古屋は前節に続き主力をほぼ変えずに挑んだ。 チームから“油断”を排除しようというマッシモ・フィッカデンティ監督の強い意志を感じさせるスターティングメンバーだった。
前節の結果が示すように、ゲームの主導権を握ったのは名古屋。序盤からボールを完全に支配して攻め込むものの、リスクをかける場面はなく、その代わり、ゴールも奪えない。前回対戦では前半だけでFW山崎凌吾がハットトリックを達成したが、この試合ではスコアレスで折り返すこととなった。
最初の45分間で放ったシュート数は、互いに3本ずつ。名古屋としては、ボールを支配しながらもリズムを作れず、攻めあぐねたような展開になってしまい、その流れは後半が開始してからも続くことになった。ラーチャブリーは、ここまで3戦して全敗。そのチームを相手に、主力を出しての引き分けは、グループ内のライバルである浦項スティーラーズの追走を考えれば、避けたい結末だった。
■前も見えないスコールが発生!
そんな厳しい状況を打開したのが、マテウスだ。ここまで4試合すべてに出場して2ゴールを挙げる名古屋の切り込み隊長が、左サイドからのクロスをゴール前で胸トラップ。左足で“ここしかない”というコースで強烈に叩き込んだのだ。
このクロスは、一度相手選手に当たって軌道が変わったもの。そのため、マテウスに対峙する守備者が一瞬だけマテウスのマークから離れてしまった。16番は胸トラップしたボールを地面につけることなくダイレクトでシュートしたことで、その守備者が再び寄せてくる前に打つことができた。技術と判断力が光ったゴールだった。
このゴールで解放されたように、名古屋は73分にもゴールを追加する。直後には前も見えないほどのスコールに見舞われており、芝はグチャグチャの状態で滑り出す選手もいるほどだった。マテウスのゴールがなければ、焦る気持ちの中で泥沼にハマる可能性もあった。
最終的に3得点を奪い、無失点も継続した名古屋は首位を維持。2位の浦項に勝ち点差3をキープすることができた。J屈指の盾は、残り2戦もアジアにその堅守を見せつける。