メキシコ・アカプルコで開催されている「アビエルト・メキシカーノ・テルセル」(ATP500/2月27日~3月4日/賞金総額149万1310ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がフアン …

 メキシコ・アカプルコで開催されている「アビエルト・メキシカーノ・テルセル」(ATP500/2月27日~3月4日/賞金総額149万1310ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)を4-6 6-4 6-4で破り、準々決勝に進出した。試合時間は2時間38分。

 第3セットで先にサービスダウンしたのはジョコビッチだった。3-4と劣勢に立たされるが、しかし、すぐに次のゲームでブレークバックした。その後は落ち着いてサービスキープと、最後にもう一度ブレークを果たして試合を終わらせた。

 ジョコビッチとデル ポトロの対戦は、2016年リオ五輪1回戦以来となる。そのときには手首の故障でランキングを大きく落としていたとはいえ、2009年全米チャンピオンのデル ポトロが7-6(4) 7-6(2)でジョコビッチを倒した。その後、デル ポトロは銀メダルを獲得している。

 今回の結果で両者の対戦成績は12勝4敗となり、ジョコビッチがリードを広げた。

 29歳で世界2位のジョコビッチは、1月19日以来のツアー大会に臨んでいる。その日、彼は全豪オープン2回戦で世界ランク117位のデニス・イストミン(ウズベキスタン)に予想外の敗戦を喫した。2月3日にはデビスカップ・ワールドグループ1回戦「セルビア対ロシア」戦でセルビアのエースとしてシングルスに出場したが、ダニール・メドベデフ(ロシア)を破ったものの(メドベデフの途中棄権による)、肩の故障により、今大会前まで休養をとっていた。

 ジョコビッチは準々決勝で、第6シードのニック・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスは2回戦でドナルド・ヤング(アメリカ)を6-2 6-4で倒して勝ち上がった。

 そのほかの準々決勝のカードは、第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)対サム・クエリー(アメリカ)、スティーブ・ジョンソン(アメリカ)対 第3シードのマリン・チリッチ(クロアチア)、西岡良仁(日本/ミキハウス)対 第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)となっている。

(Tennis Magazine/テニスマガジン)