アラブ首長国連邦・ドバイで開催されている「ドバイ・デューティーフリー選手権」(ATP500/2月27~3月4日/賞金総額242万9150ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、第1シードのアンディ・マレー(イギリス)がギジェルモ・ガル…

 アラブ首長国連邦・ドバイで開催されている「ドバイ・デューティーフリー選手権」(ATP500/2月27~3月4日/賞金総額242万9150ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、第1シードのアンディ・マレー(イギリス)がギジェルモ・ガルシア ロペス(スペイン)を6-2 6-0で下し、準々決勝に進出した。

 先月の全豪オープン4回戦で敗れて以来の大会出場となるマレーは、帯状疱疹を病んでいたにも関わらず、錆び付いている様子はまったく見せなかった。

 実際、マレーは世界ランク97位のガルシア  ロペスを倒すのに72分しか必要としなかった。第1セットの最初のゲームで30-40と、この試合で一度だけ相手にブレークポイントを握られたがセーブし、そのあとは何の危険にも遭遇しなかった。

 マレーはガルシア ロペスのサービスを5回ブレークし、最初のブレークは第1セットの第4ゲームで起きた。

 「早めのブレークに成功したとき、試合に入ってから30分くらい経った頃だったと思うが、僕らはまだ4ゲームしかプレーしていなかった。精神的に、あの段階でリードできたということが僕にとっては重要だった」とマレーは言った。「おかげでそのあと硬さがとれ、のびのびと、とてもいいプレーをすることができた」。

 第2セットのマレーは、自身のサービスゲームで1ポイントしか落とさなかった。

 マレーは次の準々決勝でフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)と対戦する。コールシュライバーはダニール・メドベデフ(ロシア)を6-4 6-4で下して勝ち上がった。

 「僕らは対戦するたびに接戦となっている」と、マレーはコールシュライバーについて言った。「彼は才能のある男だ。コートのアングルをうまく使う。またスピンを駆使してプレーするんだ」。

 第4シードのガエル・モンフィス(フランス)はダニエル・エバンズ(イギリス)に対して非常に苦労したものの、結局、6-4 3-6 6-1で勝利をおさめ、準々決勝に進出した。彼は次に左利きのフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)と対戦する。

 スペイン人対決となった2回戦で、ベルダスコは第6シードのロベルト・バウティスタ アグートを6-4 3-6 7-5で下す番狂わせに成功した。

 一方、第7シードのルカ・プイユ(フランス)は予選勝者のマリウス・コピル(ルーマニア)を6-1 6-4で下した。プイユは次のラウンドで、ロジャー・フェデラー(スイス)を3-6 7-6(7) 7-6(5)で倒すという大番狂わせに成功した、予選勝者のエフゲニー・ドンスコイ(ロシア)と対戦する。

 ロビン・ハッサ(オランダ)も第5シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を3-6 6-3 6-4で下すという番狂わせを演じた。ハッサは準々決勝で、マルセル・グラノイェレス(スペイン)を6-3 6-4で下したダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)と対戦する。(C)AP(テニスマガジン)