マンチェスター・ユナイテッドがイングランド代表MFジェイドン・サンチョ(21)の獲得を決定的なモノとしたようだ。移籍市場…

マンチェスター・ユナイテッドがイングランド代表MFジェイドン・サンチョ(21)の獲得を決定的なモノとしたようだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏ら複数メディアがクラブ間合意を報じている。

ロマーノ氏によると、ユナイテッドとドルトムントは各種インセンティブを含めた総額9000万ユーロ(約118億5000万円)の条件で合意に至ったという。

さらに、サンチョと代理人との間でもサラリーやコミッションですでに合意を取り付けており、2026年までの5年契約を結ぶ見込みだ。

ただ、サンチョがイングランド代表の一員としてユーロ2020に参戦中ということもあり、メディカルチェックに関しては現時点で日程を決めておらず、ユーロ終了後に実施し、その完了をもって移籍が正式に実現する模様だ。

ワトフォード、マンチェスター・シティを経て2017年夏にドルトムントに加入したサンチョは、在籍4年間で公式戦137試合に出場し、50ゴール64アシストを記録。右ウイングを主戦場に、卓越したアジリティとドリブルテクニックを生かした打開力に加え、アタッキングサードにおける判断力、プレー精度も優れており、チャンメイカーとしてもフィニッシャーとしても有能な若手逸材だ。

今シーズンはイングランド代表FWメイソン・グリーンウッド、同FWマーカス・ラッシュフォードを軸に左右のウイングをやり繰りしていたユナイテッドだが、新たなイングランド代表の加入により、大幅な攻撃面のスケールアップが期待されるところだ。