元ドイツ代表MFのミヒャエル・バラック氏が、ユーロ敗退となった母国チームを辛辣に批判した。ドイツ『シュポルト・ビルト』が…

元ドイツ代表MFのミヒャエル・バラック氏が、ユーロ敗退となった母国チームを辛辣に批判した。ドイツ『シュポルト・ビルト』が伝えている。

ドイツは29日に行われたユーロ2020ラウンド16で、イングランド代表と対戦。過去の対戦成績を見ても相性のいい相手だったが、後半先制点を許す展開に。その後の反撃も振るわず、さらなる失点を喫するとそのまま0-2のスコアで敗れた。

この結果、ドイツのユーロはラウンド16で終了。この大会を最後に退任となるヨアヒム・レーブ監督の花道を飾ることはできなかった。

試合後、ドイツ『MagentaTV』に出演していたバラック氏は、代表チームのパフォーマンスを酷評。積極的な姿勢を見せなかった選手や、交代で後手に回ったレーブ監督を批判している。

「チームは無気力で無力だった。前半は解決策が見つからなかったのか、不必要に引いてしまったのは明らかだね。我々は試合のなかであまりに何もせず、相手を楽にさせてしまった。そして、イングランドの弱点を突くこともできずじまいだ。なぜ監督は交代カードを切るのにあれほど時間をかけたのか、理解できない」

同じく『MagentaTV』に出演していた元ドイツ代表FWのフレディ・ボビッチ氏も、バラック氏の意見に同調。チームが勝利に向け勇気を示さなかったことを残念がっている。

「チームは敗退して当然だったと思う。勇気を示すことはなかった。失点後も、1つのチャンスを除けばピッチ上で何も起こらなかったね。とても受け身だった。代表チームが準々決勝進出のチャンスを逃したことは、非常に残念だ」