シドニー・マクローリンが51秒90の世界新マーク 東京五輪の代表を争う、全米オリンピックトライアルは各地で熱戦が繰り広げられている。27日(日本時間28日)に行われた、陸上の女子400メートル障害ではシドニー・マクローリンが51秒90の世界…

シドニー・マクローリンが51秒90の世界新マーク

 東京五輪の代表を争う、全米オリンピックトライアルは各地で熱戦が繰り広げられている。27日(日本時間28日)に行われた、陸上の女子400メートル障害ではシドニー・マクローリンが51秒90の世界新記録を樹立した。地元紙の記者が映像を公開している。

 美しく、そして誰よりも速く駆け抜けた。マクローリンは後続を振り切り1位でゴールした。世界新を更新。信じられないとばかりに両手で口を覆い、しゃがみ込んだ。2位の選手に称えられ、握手を交わしていた。

 米オハイオ州地元紙「サンダスキー・レジスター」のレポーター、ビリー・ハイエン氏がゴールシーンを動画付きで公開。「シドニー・マクローリンが400メートルハードルで51秒90を記録し圧倒。世界新記録」と速報している。

 また米スポーツ専門局「NBCスポーツ」も「シドニー・マクローリンが全米オリンピックトライアルで400メートルハードルの世界記録を樹立」と報じ、マクローリンが2度目の五輪出場を決めたことを伝えた。従来の記録はリオ五輪の金メダリスト、ダリラ・ムハンマドが2019年の世界選手権で樹立した52秒16だった。

 21歳のマクローリンは2016年のリオ五輪に16歳で出場。SNSのフォロワーは47万人を超え、人気、実力を兼ね備えた次世代のスーパーアスリートして注目を集めている。東京五輪でも堂々の金メダル候補として来日することになりそうだ。(THE ANSWER編集部)