SC相模原は28日、浦和レッズのDF藤原優大(18)が育成型期限付き移籍で加入することを発表した。背番号は「35」となる…

SC相模原は28日、浦和レッズのDF藤原優大(18)が育成型期限付き移籍で加入することを発表した。背番号は「35」となる。

育成型期限付き移籍期間は、2022年1月31日までとなる。なお、浦和との公式戦には出場できない。

藤原は青森山田高校から今シーズン入団。3月2日に行われたグループC第1節の湘南ベルマーレ戦に先発フル出場を果たすも、試合中に顔面を打撲。左眼窩底骨折と診断されていた。

4月には復帰し、グループステージ第4節の湘南ベルマーレ戦で復帰。今季の出場はその2試合となっている。

浦和はDF酒井宏樹、DFアレクサンダー・ショルツとディフェンスラインに2名を補強しており、藤原の出番が限られることが懸念されていた。

藤原は両クラブを通じてコメントしている。

◆SC相模原

「このたび、育成型期限付き移籍で加入することとなりました、藤原優大です。自分の武器は、ヘディングや気持ちのこもったプレーですので、1日も早くピッチの上で表現したいと思います」

「自分自身の成長ももちろんですが、まずはSC相模原の勝利のために全力でプレーし、たくさんのファン・サポーターに喜びを届けたいと思います」

◆浦和レッズ

「このたび、SC相模原に育成型期限付き移籍することとなりました。ルヴァンカップの2試合で浦和レッズのユニフォームを着てプレーすることができ、心から誇りに思っています」

「ただ、プロの世界は自分が思っていた以上に厳しい世界で、なかなかうまくいかず、プレーする機会は限られていました。SC相模原でも厳しい競争がありますが、1試合でも多くプレーするために、常に自分と向き合い、個人の成長とチームの勝利に全力で貢献します」

「また、プロサッカー選手として、人として、大きく成長して浦和レッズに帰ってくることが自分の目標です。そして、浦和レッズのファン・サポーターのみなさんに成長した姿を見てもらい、浦和レッズを世界的なクラブにできるような選手になります。SC相模原で結果を残して、浦和レッズに帰ってきます」

また、西野努テクニカル・ダイレクターも藤原移籍についてコメント。成長速度を上げるためとした。

「チームの成長や発展と、選手個人の成長をともに追求していくために、クラブとして今回の決断をしました。10代から20歳過ぎまでの選手にとって成長スピードを上げるために最も重要なことは、真剣勝負の試合経験を数多く積むことです」

「藤原選手にとって今のベストな環境はなにか、という観点で、育成型期限付き移籍の形をとることになりました。SC相模原の高木監督からも今回強い要望がありましたので、新たな環境の中で出場機会を数多く勝ち取ってくれるという期待をもって選手をお預けしたいと考えています」

「成長して戻ってきて、今後の浦和レッズの戦力となってくれることを強く望んでいます」