陸上・日本選手権 東京五輪代表の最終選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権最終日が27日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。全競技を終えた会場で、日本陸上競技連盟が大会を総括。風間明専務理事、麻場一徳強化委員長が出席…
陸上・日本選手権
東京五輪代表の最終選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権最終日が27日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。全競技を終えた会場で、日本陸上競技連盟が大会を総括。風間明専務理事、麻場一徳強化委員長が出席した。
男子100メートルでは、優勝した多田修平、3位の山縣亮太が内定。4位の小池祐貴も代表入りが決定的な状況となっている。小池はこの日優勝した200メートルでも内定。日本陸連は4×100メートルリレーへの負担を減らすため、100メートルと200メートルのどちらか1種目にしか出場を原則認めない方針を持っている。
小池はどの種目に出場することになるか。麻場氏はこう説明した。
「リレーの選考方針は以前の通り。それを基に小池選手の関係者と相談して最終的な判断をしたいと思います。(個人種目を)1種目に絞る方針もありますが、絞らなければならないわけではない。(リレーを走らない)選択肢もある。それを含めて本人の意向とリレーの戦略とを擦り合わせていく」
1種目に絞らせるのかという問いには「要項を作る時に選手の専任コーチの方々と打ち合わせて(要項を)作った次第。この要項通りに進めていいかどうかを相談することになる」と説明した。7月1日までの世界ランクなどにより代表権利を得る選手もいるため、日本選手団のメンバーは同2日に公表する方針を示した。
小池が200メートルを選択した場合、100メートルは5位だった桐生祥秀に権利が回るのかという質問に、麻場氏は「あまりそういう仮定の話をするのはまずいかなと思う。それを含めて当事者がコーチと本人と打ち合わせをする。選手が得た権利なので、納得のいく形で進めたい」と話すにとどめた。(THE ANSWER編集部)