WBAスーパーフェザー級~スーパーライト級の3階級同時に保持 ボクシングのWBA世界スーパーライト級タイトルマッチが26日、米アトランタ州で行われ、WBA世界ライト級&スーパーフェザー級王者で挑戦者のガーボンタ・デービス(米国)が王者マリオ…

WBAスーパーフェザー級~スーパーライト級の3階級同時に保持

 ボクシングのWBA世界スーパーライト級タイトルマッチが26日、米アトランタ州で行われ、WBA世界ライト級&スーパーフェザー級王者で挑戦者のガーボンタ・デービス(米国)が王者マリオ・バリオス(米国)に11回TKO勝利。3階級のベルトを同時に保持することとなった。デービスをプロモートする「メイウェザー・プロモーションズ」は8回、左ストレートを打ち抜き相手を卒倒させるシーンを動画付きで公開。「こいつは本物だ」「歴史に残るレベル」などと米ファンの称賛を集めている。デービスは25勝(24KO)。

 階級の差をものともしなかった。デービスは8ラウンド、1度目のダウンから立ち上がったばかりのバリオスを一気に仕留めにかかった。一気に差を詰めると、右で距離を測りながらがら空きの顔面に左ストレートを叩き込んだ。

 もろにくらったバリオスは卒倒。ニュートラルコーナーでデービスは余裕の腰振りダンスだ。メイウェザー・プロモーションズの公式ツイッターではリングサイドから捉えたダウンシーンを映像付きで公開。指示を出すフロイド・メイウェザー氏の声もばっちり入っており、「王者から王者への合図。レッツゴー」と文面に記している。

 この投稿に米ファンは興奮。「ワオ。最高だ」「パワフルなタンク」「こいつは本物だ」「タンクは歴史に残るレベル」「勝利後のダンス、面白いね」「迫力がある」などと称賛が寄せられている。

 結局11回TKOで仕留め、デビューからの連勝は25に。“タンク”の異名を取るデービスはこれでスーパーフェザー級~スーパーライト級まで3階級を同時に保持するという離れ業をやってのけた。昨秋には当て逃げ事件を起こし起訴されるなど私生活でも騒がせているが、その才能は間違いなく本物だ。(THE ANSWER編集部)