陸上・日本選手権 東京五輪代表の最終選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権最終日が27日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。男子200メートル決勝では、小池祐貴(住友電工)が20秒46(追い風1.0メートル)で優勝。…

陸上・日本選手権

 東京五輪代表の最終選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権最終日が27日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。男子200メートル決勝では、小池祐貴(住友電工)が20秒46(追い風1.0メートル)で優勝。東京五輪代表に内定した。16年リオ五輪4×100メートルリレーで銀メダル獲得に貢献した飯塚翔太(ミズノ)は20秒93で6着に終わった。

 飯塚は予選は20秒86(追い風0.8メートル)で組1着。決勝は後半伸びず、6着に終わった。「スタートから思い切って走って、ゴールまでベストを尽くせた。今日は自分が遅かったですね」とレースを振り返った。

 報道陣から、東京五輪が遠のく結果となったことを聞かれると「今回の結果が全て。しょうがないですね」と受け止めていた。

 飯塚は昨年10月の日本選手権で優勝。今年4月の中部選手権は20秒52(追い風1.3メートル)、5月3日の静岡国際で20秒52(向かい風0.5メートル)、同9日の五輪テスト大会は20秒48(追い風1.4メートル)だった。16年リオ五輪4×100メートルリレーでは、第2走者として銀メダル獲得に貢献している。

 今大会で参加標準記録を切った上で3位以内であれば即時内定。7月1日までの世界ランクなどによる条件で代表入りの可能性も残されているが、ポイントの高い今大会で上位に入り、上積みしたいところだった。3大会連続の五輪出場を目指し、今大会は優勝を狙っていたが「結果が出せなかったのが悔しい。でも、まだまだこれから」と前を向いていた。(THE ANSWER編集部)