アース・モンダミンカップ最終日 女子ゴルフの国内ツアー、アース・モンダミンカップ最終日は27日、千葉・カメリアヒルズCC(6639ヤード、パー72)で行われた。8位から出た古江彩佳(富士通)は2バーディー、1ボギーの71で回った。通算8アン…

アース・モンダミンカップ最終日

 女子ゴルフの国内ツアー、アース・モンダミンカップ最終日は27日、千葉・カメリアヒルズCC(6639ヤード、パー72)で行われた。8位から出た古江彩佳(富士通)は2バーディー、1ボギーの71で回った。通算8アンダーで11位。優勝が条件だった東京五輪代表入りを逃した。優勝は20アンダーで菊地絵理香(フリー)。

 9打差から逆転を目指した古江。2番でバーディーを先行させ、その後もショットでチャンスを作ったが、グリーン上で決め切れなかった。最終18番ではピンそば30センチにつけてバーディーで締めたが、上位との差は詰められなかった。

 目を真っ赤に腫らし、ホールアウト後の会見に臨んだ古江は「ショットが凄く良かった。でもパットが入らなくて、悔しかったです」と振り返った。また涙の理由を問われると、「五輪のことは関係なしに今日のゴルフに悔しいなと思って、珍しく涙が出ました。調子は悪くないのですが、読みにくいラインがあって、それが入れられなかった」と言葉を詰まらせた。

 五輪については「ゴルフをやっているうえで五輪という競技に出られるのは目指すところなのですが、それは運もあると思うので、今ある試合を頑張っていくだけ」と気丈に語り、次週以降へは「まずは自分のゴルフができるように落ち着いて笑顔で楽しくやれたらいいと思います」と前を向いた。

 東京五輪代表は28日時点の世界ランクに準ずる五輪ポイント上位2名が出場権を得る。日本勢は11位の畑岡奈紗は当確。25位の稲見萌寧、28位の古江、31位の渋野日向子の3選手が2枠目を争っていた。

 古江が稲見を逆転するには今大会での優勝が条件だった。渋野も現在出場中の全米女子プロで単独5位以上が最低条件だったが、3日目を終えて通算6オーバーの68位。厳しい状況となっている。(THE ANSWER編集部)