育成出身の剛腕が、アピールに成功した。ソフトバンクの石川柊太投手。28日の「球春みやざきベースボールゲームズ」楽天戦(ア…
育成出身の剛腕が、アピールに成功した。ソフトバンクの石川柊太投手。28日の「球春みやざきベースボールゲームズ」楽天戦(アイビー)で今季初の対外試合に登板し、2イニングをパーフェクトに抑えるなど、圧巻の投球を披露した。
■4年目の石川が自己最速更新で圧巻の2回完全「自信になりました」
育成出身の剛腕が、アピールに成功した。ソフトバンクの石川柊太投手。28日の「球春みやざきベースボールゲームズ」楽天戦(アイビー)で今季初の対外試合に登板し、2イニングをパーフェクトに抑えるなど、圧巻の投球を披露した。
7回。この日の3番手としてマウンドに上がった右腕。その初球。阿部俊人へ投じた真っすぐは、球場表示のスピードガンで154キロを計時。昨季マークした自己最速153キロを1キロ更新し、球場がどよめいた。この回を遊飛、左飛、三邪飛の3者凡退に切って取った。
8回、さらなる衝撃を与えた。内田靖人を147キロのストレートで空振り三振、福田将儀を二直に取り、2死とすると、北川倫太郎への4球目。ファールとなったストレートは、なんと155キロ。自己最速をさらに更新し、最後も150キロのストレートで空振り三振に仕留めた。
「打者がどういう反応をするか、楽しみだった。自分の中ではブルペンでも良くなかった。(球速の)数字として結果が出たのは自信になりました。そんな出てたの? という感じでした」
登板後、右腕はこう振り返った。
■「第2の千賀」へ…工藤監督も高評価「リリーフ陣にもいい刺激になる」
2013年の育成ドラフト1位でソフトバンクに入団。創価大出身で、今季のドラ1・田中正義の先輩にあたる。昨季途中に育成から支配下登録され、今季が4年目。力強い真っすぐを評価され、宮崎キャンプではA組に抜擢された。
この日のアピールに「ボールに力があったのは良かった。力のあるボールは相手も感じたと思う。紅白戦やシート打撃で投げて通用すると思ったところはあると思う」と工藤公康監督も高評価を与えた。
昨季ファームでは先発も務めていたが、指揮官が「リリーフ陣にもいい刺激になる」というように、今後も中継ぎで起用となる。
「中継ぎでとにかく短いイニングを、今日のようにピシャッと3人で切って、チームに流れを持ってこられるようになりたい」
ソフトバンクの育成出身者といえば、侍ジャパンメンバーの千賀滉大が代表格。その千賀も13年にリリーフとして51試合に登板し、ブレークした。石川柊太。「第2の千賀」となる可能性を十分に秘めている。
福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani