姉・いちこと走った予選で自己ベストマーク 東京五輪代表の最終選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権第2日が25日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。女子100メートル決勝では前回大会女王の兒玉芽生(福岡大)が11秒6…
姉・いちこと走った予選で自己ベストマーク
東京五輪代表の最終選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権第2日が25日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。女子100メートル決勝では前回大会女王の兒玉芽生(福岡大)が11秒62(向かい風1.9メートル)で優勝。関西学生200メートル女王・壹岐あいこ(立命大)が11秒64で2位だった。
優勝した兒玉を終盤に猛追。壹岐はわずかに0秒02差届かなかったが、堂々の2位フィニッシュだった。レース後は「前半シーズンの中で一番重要で、一番懸けていた試合、素直に2番になれたことは嬉しいなと思います」と喜びに浸った。
壹岐は立命大の3年生。昨年は関西インカレ200メートルで優勝し、100メートルでは日本インカレ2位に入った実績を持つ。今大会は姉・いちこと並んで走った予選(24日)で11秒59と自己ベストをマークしていた。
収穫と課題を問われると、「良かったのは後半。得意としている伸びが出せた。ずっと足のさばきを意識していたので、それをレースで出せたのではないかと思います」と口にし、課題については「スタートからの加速がまだまだ周りに比べると遅いので、そこが課題だと思います」と冷静に分析していた。
成長著しい20歳。「決勝ではもう少し良いタイムを目指していたので、そこは悔しいかなと思います。もう1段階上に行きたいのが正直なところです」と更なる飛躍を誓っていた。(THE ANSWER編集部)