【明治安田生命J1リーグ 第19節 横浜F・マリノスvsサガン鳥栖 2021年6月23日 19:01キックオフ】 78分…
【明治安田生命J1リーグ 第19節 横浜F・マリノスvsサガン鳥栖 2021年6月23日 19:01キックオフ】
78分、鳥栖は最後の選手交代に踏み切った。63分にマルコス・ジュニオールに奪われた1点を追いかける状況でのそれは、当然、得点の可能性を少しでも高めようとするものだ。
投入されたのは背番号47と49。共に2003年生まれの高校生、中野伸哉と二田理央だ。
左サイドバック、左センターバックで主にプレーする中野は昨年から出場を重ね、落ち着きや正確なプレーで3月にはU-24日本代表に飛び級招集されたほど注目を集める存在だ。この交代では前がかりになっていくチームのバランサーになることや、その中でもタイミングを見計らって前でプレーしてクロスを上げることを期待されたが、大畑歩夢との交代は戦術的な理由というよりもリフレッシュが目的の大きな割合を占めているようだった。
苦しい状況の中でもしっかりと計算の立つ選手になっている中野にも驚かされるが、より大きな驚きだったのは二田だ。
■しっかりと爪痕を残すのに成功した
U-18に所属するフォワードの二田は5日前に2種登録されたばかり。この交代でデビューを果たすことになったが、その交代相手は林大地だった。1点を追いかける状況で、チームの中で最も得点の匂いが漂いU-24日本代表のサポートメンバーにも選出されたビーストとの交代は、かけられている期待の大きさだけでなく、金明輝監督の元U-15・U-18監督というモチベータ―の部分と、決して豊富なわけではない戦力を最大限に活かすというリアリストの部分の両方が良く表れていた。
選んでもらった、という形になった二田は「リードされている状況で自分を出してくださって、絶対に点を取ってやろう、という気持ちしかありませんでした」と語っており、それはプレーにもすぐ表れた。投入されるとすぐにライン裏に抜け出し、躊躇なく豪快なシュートを放った。高丘陽平の好セーブに阻まれたものの、また活きのいい選手が出てきたぞ、ということを知らしめるだけでなく、わざわざ自分を使う価値のある選手だということを示すのに十分なプレーだった。