アラブ首長国連邦・ドバイで開催されている「ドバイ・デューティーフリー選手権」(ATP500/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月27~3月4日/賞金総額242万9150ドル/ハードコート)でコートに戻ったロジャー・フェデラー(スイス)が、1月…

 アラブ首長国連邦・ドバイで開催されている「ドバイ・デューティーフリー選手権」(ATP500/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月27~3月4日/賞金総額242万9150ドル/ハードコート)でコートに戻ったロジャー・フェデラー(スイス)が、1月の全豪オープンで18度目のグランドスラム・タイトルを獲得して以来、初の試合を戦った。  第3シードのフェデラーは月曜日にブノワ・ペール(フランス)を6-1 6-3で下し、2回戦へ駒を進めた。

 ドバイで7度にわたって優勝し、13度の出場で48勝5敗の記録を持つフェデラーだが、昨年は膝の故障のため、出場していない。  「膝の故障のあと、ここに戻ってこられたことが信じられない」とフェデラーは言った。「でも僕は今、立っている。ここにいる」。  フェデラーがコートに歩み入ると、観客たちは歓声を上げた。彼はドバイに家を持っており、この町では“パートタイム”の地元選手であると見なされている。  「ウォーミングアップしているときに、観客が興奮しているのを耳にするのはいいものだ。音楽が聞こえ、それから観客たちの歓声が聞こえるんだよ」とフェデラーは言った。  「そしてコートに出ていくとき、とてもいいフィーリングがある。昨年ここでプレーできなくて残念だったから、これは双方からの共通の気持ちなんだ」と彼は言い添えた。  フェデラーは、第1セットの第5ゲームで直面した3つのブレークポイントのすべてをしのいだ。

 「セーブしなければならないブレークポイントがあった」とフェデラーは振り返った。「セカンドサービスを深く入れることができていたので、すぐに攻撃に入っていくことができた」。

 「1回戦にしては、僕のリターンは非常によかったと思う」  第4シードのガエル・モンフィス(フランス)はワイルドカード(主催者推薦)で出場のモハメド・サフワト(エジプト)を6-4 6-3で倒し、ギジェルモ・ガルシア ロペス(スペイン)はビクトル・トロイツキ(セルビア)を6-4 6-3で、マルセル・グラノイェルス(スペイン)はイリ・ベセリ(チェコ)を6-3 6-2で下した。  またフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)は第8シードのジル・ミュラー(ルクセンブルク)を6-4 7-6(1)で、第6シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)もカレン・カチャノフ(ロシア)を6-1 7-6(4)で下し、2回戦に駒を進めた。

 世界32位のコールシュライバーは今、キャリア400勝目にあと2勝と迫っている。(C)AP(テニスマガジン)