ユーロ2020のグループステージが6月23日に終了した。イタリアが本命とは見られていたグループAだが、戦前の予想を上回る…

ユーロ2020のグループステージが6月23日に終了した。イタリアが本命とは見られていたグループAだが、戦前の予想を上回る好内容での3連勝で見事な首位通過を決めた。そして2位にはウェールズが滑り込み、3位スイスは成績上位4チームに入って16強入り。トルコは3連敗と力を出しきれなかった。

■順位表■

1.イタリア(勝ち点9)

2.ウェールズ(勝ち点4)※得失点1

3.スイス(勝ち点4)※得失点-1

4.トルコ(勝ち点0)

◆ホームの地の利を生かす~イタリア~

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地元ローマで3試合を戦えたことが、イタリアにとっては思いのほか大きなアドバンテージになった。国家斉唱時から観衆と一体感を生み出したアッズーリはその勢いを試合に持ち込み、好パフォーマンスを発揮。3年前のワールドカップ出場を逃した鬱憤を晴らし、FWインモービレやFWインシーニェら中堅、MFロカテッリやMFバレッラら若手選手たちが躍動した。マンチーニ監督の下、しっかりとまとまったイタリアが3連勝で盤石の首位通過を決めている。

◆ベイルのリーダーシップ~ウェールズ~

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前回大会ベスト4のウェールズが2大会連続ベスト16進出を決めた。とりわけ目立ったのはFWベイルのリーダーシップだ。クラブチームではどこか上の空といった感じのベイルだが、ことウェールズ代表での試合となると別人になるようだ。今大会ではチームメートを鼓舞する姿が頻繁に見られ、プレー面でもチャンスメークからフィニッシュワークまで幅広くこなし、正にチームを牽引する働きを見せた。MFラムジー、MFジョー・アレンら同世代の選手たちとの最後のビッグトーナメントになる可能性がある中、ノックアウトラウンドでも母国のために全身全霊をかけて戦う。

◆頼みはやっぱりシャキリ~スイス~

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ペトコビッチ体制で熟成しきっているスイス。今大会は良い意味でも悪い意味でも驚きがなかった。近い将来のエース候補筆頭であるFWエンボロの活躍は嬉しいところだったが、主力が固定化された中、チームに勢いをもたらす若手の台頭が欲しかった。そんな中でもやはり、国際大会で別人となるMFシャキリが今大会も活躍。最終節トルコ戦で2ゴールを挙げる活躍を見せ、スイスをベスト16に導いている。

◆期待外れの3連敗~トルコ~

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四つ巴になる可能性も十分と予想していたグループだっただけにトルコの3連敗は意外だった。守備陣にビッグクラブ所属のタレントがいることから大崩れすることはないと思っていたが、経験不足からか、力を発揮しきれなかった。予選10試合で3失点の堅守は吹き飛び、計8失点。名将ギュネシュ監督の下で挑んだトルコだったが、2大会連続でのグループステージ敗退となってしまった。