今年1月、自身のSNSを通して「慢性骨髄性白血病」と診断されたことを告白した、プロ野球・元福岡ソフトバンクホークスの攝津正氏。

病気公表から5ヶ月。改めて、公表した理由や病気に対する思いを口にしたほか、引退後の現在についても語られた。

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病気になってはじめて分かったこと


自身が患った「慢性骨髄性白血病」について、医師から病名を告げられた際、真っ先に頭に浮かんだのは「子供への遺伝」だと振り返る攝津氏。

その理由を、こう話す。

「自分の中に変な知識というか、間違った知識があったんですよね。だから、真っ先に先生に(子供への遺伝の有無)聞きました。
先生からは、そういったことは無いし、本当に突然変異みたいな感じなので、全く気にしないでくださいと言われましたね。そこに関しては安心しました」

公表後は同じ病気と闘う患者からも多くのメッセージが寄せられたという攝津氏。それまでほとんどこの病気に関する知識がなかったというものの、自身で調べ、病気と向き合う中で様々な知識を得たという。その中で感じた「骨髄バンクの重要性」、さらに表舞台に立つ者としての思いをこう話している。

「今の僕の症状では、ドナーは必要無いですが、本当に重い症状の人たちにとっては骨髄バンクというものが必要になってきます。ドナーはまだまだ足りていないですし、そういったことを自分が病気になり調べて初めて分かった部分もある。薬に関しても高額ですし、国の補助が足りていないところもあるのではないでしょうか。その辺も含めてもっと良くなって欲しいなと思います。
そして、そういったことを病気にかかった当事者として、元プロ野球選手として発信し、少しでもドナー登録が増えたらいいなと思っています」

限られた時間しかできないスポーツ。我慢すべき部分も沢山あった

現役引退から2年。病気に関しては定期的に通院しながら、現在は野球解説者として活動する傍ら、趣味も楽しんでいるという攝津氏。

「野球の解説をはじめ、九州のスポーツ番組でも解説や選手へのインタビューもしていますし、ラジオもやったりと色々なことをしています。ラジオに関しては釣り番組なので全く野球関係無いですからね(笑)
趣味では、釣りで遠出したり、最近はゴルフもはじめました。現役時に比べて時間がありますから、自分の好きなことをやりながら過ごしています。休日には子供の送迎もしていますよ」

現役時代は5年連続開幕投手を務め、沢村賞や最優秀投手など数々のタイトルを獲得した攝津氏。

激動の野球人生を終え、自らの好きなことをしながら時間を過ごす中で、こんなことを感じているという。

「限られた時間しかできないスポーツなので、現役中はやっぱり野球が大事でした。だからそこには、我慢をしなくてはいけない部分も沢山ありましたし、プレッシャーもあった。その中で自分自身気持ちが緩むというか、あまりエンジョイすることができなかったんですよね。
引退後はそういったことから解放されました。どちらかというと、引退したことに対して可哀想と見られているのかなと思いますが、そういった気持ちは全くありません。この先やりたいこともいっぱいあるし、『これから何ができるんだろう』という気持ちです。
かといって、これから草野球を始めたいということもないですけどね(笑)極力投げたくはないです」

なお、攝津氏のYouTubeチャンネル上で公開された動画では、現役引退後久々に投げた際の「ノースロー調整」エピソード、さらには指導者としての将来についても語られている。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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