ユーロ2020グループD最終節、チェコ代表vsイングランド代表が22日にウェンブリー・スタジアムで行われ、イングランドが…

ユーロ2020グループD最終節、チェコ代表vsイングランド代表が22日にウェンブリー・スタジアムで行われ、イングランドが0-1で勝利した。

他グループの結果、グループリーグ最終節を前に決勝トーナメント進出を決定させた勝ち点4で並ぶチェコとイングランドによる首位通過を懸けたグループD上位対決。

前節、クロアチア代表との接戦を1-1のドローで終えたチェコはすでに決勝トーナメント行きを決めたことで、ターンオーバーの可能性も指摘されたが、クロアチア戦と全く同じスタメンで首位通過を狙った。

一方のイングランドは2戦連続クリーンシートも、ゴールレスドローに終わった直近のスコットランド代表戦では低調な攻撃が批判の的となった。さらに、対戦相手のギルモアの新型コロナウイルス感染によって濃厚接触者に認定されたマウントとチルウェルが自主隔離措置を取る思わぬアクシデントにも見舞われた。

今後の戦いに向けてキッカケを掴みたいサウスゲイト監督はスコットランド戦から先発4人を変更。ミングスとフォーデンに代わって今大会初出場のマグワイア、サカを起用したほか、リース・ジェームズとマウントに代えてウォーカーとグリーリッシュを起用した。

集中した入りを見せたイングランドは開始2分、左サイドのショーからの浮き球のフィードに反応したスターリングがボックス左に抜け出し、飛び出したGKの寸前でループシュートを狙うが、これは惜しくも右ポストを叩く。

開始早々の絶好機を逸するも相手を押し込む形に持ち込むと、2度目のチャンスを確実にゴールへ結びつけた。12分、フィリップスとの連携で右サイドを突破したサカがボックス内へ抜け出して柔らかなクロス。この流れからケインが左サイドで浮いたグリーリッシュに繋ぐと、グリーリッシュの絶妙な左足の柔らかなクロスをファーに飛び込んだスターリングがヘディングシュートで流し込んだ。

今大会初先発のグリーリッシュとサカの好プレー光る先制点によって余裕を持った試合運びが可能となったイングランドは、完全に試合の主導権を掌握する。26分にはマグワイアからの鋭いグラウンダーの縦パスに反応したケインがボックス左に持ち込んで深い切り返しでDFを外して右足のシュートを放つが、これはGKヴァツリークの左手のワンハンドセーブに阻まれた。

辛くも2失点目を免れたチェコはこれで良い意味で開き直れたか、ここから押し返していく。

29分にはFKの流れからホレシュが強烈な右足のミドルシュートを枠の左隅に飛ばすが、これはGKピックフォードのビッグセーブに遭う。さらに、35分にはボリルの左クロスに反応したヤンクトのボレーシュート、そのこぼれに反応したソーチェクのシュートで続けてゴールに迫るが、決め切ることができない。

前半終盤にかけては一進一退の攻防が続くが、互いに集中した相手の守備をこじ開けるまでには至らず。イングランドの1点リードで試合を折り返した。

迎えた後半、イングランドはライスを下げて今大会初出場となるヘンダーソンをハーフタイム明けに投入した。

互いにゴールを目指す姿勢が目立った前半とは打って変わって後半は互いにリスクを冒して攻める場面はほとんどなく、フィニッシュの数が増えていかない。

以降もクローズな状況が続く中、両チームは決勝トーナメントの戦いを睨んでか、積極的に交代カードを切っていく。その中でイングランドはベリンガムや今大会初出場のサンチョとプレータイムの少ない若手が投入され、チェコは3戦連発が期待されたエースのシックを下げてペクハルトを投入した。

試合終盤にかけても熱量が上がらない膠着状態が目立つ。86分にはセットプレーの二次攻撃からヘンダーソンがゴールネットを揺らすが、ここは戻りオフサイドの判定で追加点とはならず。

そして、ほぼ見せ場なしに終わった後半45分を経て試合はこのままタイムアップ。3試合連続のクリーンシートで首位攻防戦を制したイングランドがグループDを首位で突破した。

なお、イングランドは29日にウェンブリーで行われるラウンド16でグループFの2位通過チームと対戦。一方、クロアチアに抜かれて3位通過となったチェコはグループC首位通過のオランダ代表か、グループE首位通過チームと対戦する。

チェコ 0-1 イングランド

【イングランド】

スターリング(前12)