ハンガリー・ブダペストで開催された「ハンガリアン女子オープン」(WTAインターナショナル/ハンガリー・ブダペスト/2月20~26日/賞金総額25万ドル/ハードコート)のシングルス決勝で、地元選手で第1シードのティメア・バボス(ハンガリー…

 ハンガリー・ブダペストで開催された「ハンガリアン女子オープン」(WTAインターナショナル/ハンガリー・ブダペスト/2月20~26日/賞金総額25万ドル/ハードコート)のシングルス決勝で、地元選手で第1シードのティメア・バボス(ハンガリー)が第2シードのルーシー・サファロバ(チェコ)を6-7(4) 6-4 6-3のフルセットの末に下し、優勝した。バボスは2012年のメキシコ・モンテレイ(WTAインターナショナル)以来の2度目のツアー優勝。

 今大会は2013年までクレーコートの大会として開催されていたが、その後、休止を挟んで、今年からハードコートの大会として新設された。

 母国の大会で観客の期待に応えて優勝するという大任を果たしたバボスは、試合後、満面の笑みで「本当に幸せだわ」と喜びを吐露した。

 「信じられないような気持ち。私のキャリアにおいて素晴らしい瞬間だわ。ルーシーは驚くべき選手であり、今日は非常に競った試合だった。母国の観客の前で勝利を手にし、その戦いから抜け出すことができたというのは、信じがたいほど素晴らしいことよ」

 一方のサファロバは「彼女は第2セットの出だしにブレークを果たし、それが彼女を勇気づけてしまった。でも勝負を分けたのはほんの数ポイントだったと思う。非常に競った試合だった」と振り返った。「今日の彼女はアグレッシブにプレーしていた。そしてディフェンスもよかったわ。彼女は多くのボールを返してきた」。

 今大会に先立ち、調子を落としていたことを認めたバボスは、「私はコート上で、自分が自分でないように感じ始めていた。でも今週は自分と、そして自分のテニスをふたたび見出すことができた。試合ごとにプレーはよくなり、よりリズムをつかむことができたし、試合中の姿勢もよくなった」と言った。「この波に乗ってインディアンウェルズに臨めるよう願うわ。でも今は、その前に、この勝利を楽しみたい」。(C)AP(テニスマガジン)