先週17日の北海道3歳三冠競走の2戦目「第49回 北海優駿(ダービー)H1/門別2000m外回り」を力強い末脚で制し…
先週17日の北海道3歳三冠競走の2戦目「第49回 北海優駿(ダービー)H1/門別2000m外回り」を力強い末脚で制し、見事「二冠」を成し遂げたラッキードリーム。一冠めの「北斗盃H2/門別1600m内回り」に続いて同厩舎のリーチを2着に退け、2019年のリンゾウチャネル以来「2年ぶり6頭目」の偉業となる「三冠馬」に王手をかけました。
ここで、あらためて「二冠」への道のりを振り返っておきたいと思います。
昨年11月3日、初めて馬産地日高の門別競馬場で行われたJBC競走、「第1回JBC2歳優駿JpnIII」を息の長い末脚で差し切り、重賞2連勝でダートグレード競走を制覇。ハイレベルな一戦だったことは、2着に追い込んだトランセンデンスが南関東3歳一冠め「羽田盃SI」を快勝したことから明らかでしょう。
年末に遠征した全日本2歳優駿JpnI(川崎1600m)は、一時的な転厩など環境の変化も影響したか見せ場を作れませんでしたが、その後の冬休みを順調に過ごして一段と成長。敢えて“ぶっつけ”で挑んだ一冠め「北斗盃H2」では、馬体重がデビュー以来「初の500キロ超え(504キロ=前走比+13)」となり、雄大さを増した姿で出走しました。
管理する林和弘調教師が「内回りへの適性はリーチの方が上のような感じもあって…」と幾らか懸念を示す中での5ヶ月ぶり実戦でしたが、急きょの代打騎乗となった五十嵐冬樹騎手が好発から2、3番手追走の積極策で堂々4角先頭。僚馬リーチの追い上げを封じきったことで「二冠」への期待が大きく膨らみました。
そして迎えた3歳頂上決戦は、2歳9月から主戦を務める石川倭騎手の手綱。最大目標の一戦ということで、馬体も北斗盃時から4キロ絞ってジャスト500キロでの出走。序盤は中団後ろで脚を溜めてじっくり追走する形となり、北斗盃H2とはほぼ真逆の展開でしたが、好敵手のリーチが手応えを残して4角先頭で直線に向いてからが王者の走りの真骨頂。残り200m辺りで並びかけると、程なく捻じ伏せるように交わし切って「二冠」の頂へと駆け上がりました。
レース後、林師は次走に予定する7月22日(木・祝)「第42回王冠賞H2/1800m外回り」での三冠達成に強い期待を示しました。2年前、史上5頭目の三冠馬となったリンゾウチャネルに挑み続けたリンノレジェンド(北斗盃5着/北海優駿(ダービー2着)/王冠賞3着)で悔しい思いを味わった林和弘調教師が、その父で現在はリンノレジェンド&ラッキードリームのオーナーである林正夫・元調教師も達成しえなかった「ホッカイドウ競馬・3歳三冠」の偉業に挑みます。
さて、今週の「第6回開催・前節」以降は、シーズン終了まで全て「週3日」開催となる門別グランシャリオナイター。21日(月)以降、北海道も「緊急事態宣言」から「まん延防止等重点措置」へと切り替わる中で、門別競馬場も「有観客(場内滞留上限500人)」での開催に戻ります。その初日、22日のメイン(最終)12RはJBC協会協賛のスタリオンシリーズ・生産牧場賞「ヤマカツエース賞/C2-2組・1800m外回り」。20時40分の発走です、お見逃しなく!
(文:ひだか応援隊)