女子テニスの世界ランキング1位であるアシュリー・バーティ(オーストラリア…

女子テニスの世界ランキング1位であるアシュリー・バーティ(オーストラリア)は、開催の迫る「ウィンブルドン」に向けて動いているが、その前に別の大会に出場する見込みは極めて薄そうだ。豪ニュースサイトWAtodayが報じている。【関連記事】世界1位バーティが棄権。ビッグ3はそろって3回戦へ[全仏オープン]【スーパープレー動画】美しすぎるフェデラーのバックハンド!

25歳のバーティは、「全仏オープン」開始前に負った左臀部の怪我によって2回戦での棄権を余儀なくされ、ひどく落ち込んでいた。というのも今回の「全仏オープン」出場は、バーティにとって大躍進となった2019年大会での優勝以来のものだったのだ。バーティと彼女のチームは、この臀部の症状を治療するために対応してきたが、「全仏オープン」と「ウィンブルドン」の合間が2週間に縮まったことが、状況を一層厳しくしている。

しかし、世界ランキング44位のマグダ・リネッテ(ポーランド)にリードを許した「全仏オープン」2回戦で途中棄権をしたことでパリでの活動が突然終わりを迎えると、バーティはそのままロンドンに向かい、「ウィンブルドン」会場に隣接するアオランギ・パーク練習コートで練習を行いながら「赤ちゃんのように少しずつ」前に進んでいる。

バーティと彼女のチームは、今週再び「テニス・バブル」の中へと戻る。バーティは「ウィンブルドン」の第1シードであり、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)をわずかに上回るだけではあるが優勝候補筆頭と目されており、初めての「ウィンブルドン」制覇が期待されている。

しかし「ウィンブルドン」の2年ぶりの開催に向けて準備が進む中、女子の戦況は予測がつかない。「全仏オープン」2回戦の試合前に棄権した世界2位の大坂なおみ(日本/日清食品)は、「ウィンブルドン」に出場しないことを発表。世界3位で前回優勝者であるシモナ・ハレプ(ルーマニア)と、過去に2度の優勝経験を誇るペトラ・クビトバ(チェコ)は、どちらも足首に怪我を抱えており、バーティ同様に怪我と闘っている主要選手たちだ。「全仏オープン」では6年連続でグランドスラムの初優勝者が生まれている。今年の「ウィンブルドン」も、青天の霹靂のように誰かが頂点に上り詰めるチャンスとなる可能性がある。

新型コロナウイルス感染症の影響で、昨年は第二次世界大戦以来初めて中止となった「ウィンブルドン」だが、今年は再び開催の運びとなった。バーティにとって「ウィンブルドン」が最優先の大会であることは変わらないが、翌月のオリンピックのために東京へ行くことをとても楽しみにしていると明かしている。

それに海外から帰国するオーストラリア人に対しては厳しい隔離措置が義務付けられているため、大会の合間に南半球に戻ることは事実上彼女の選択肢にないのだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「WTA1000 マイアミ」でのバーティ

(Photo by Michael Reaves/Getty Images)