アメリカ・フロリダ州デルレイビーチで開催されている「デルレイビーチ・オープン」(ATP250/2月20~26日/賞金総額53万4625ドル/ハードコート)のシングルス準決勝で、第1シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と第3シードのジャ…

 アメリカ・フロリダ州デルレイビーチで開催されている「デルレイビーチ・オープン」(ATP250/2月20~26日/賞金総額53万4625ドル/ハードコート)のシングルス準決勝で、第1シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と第3シードのジャック・ソック(アメリカ)がそれぞれストレートセットで勝ち上がり、日曜日の決勝で対決することになった。

 世界ランク4位のラオニッチは第7シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)を6-3 7-6(6)で倒し、21位のソックはドナルド・ヤング(アメリカ)を6-4 7-6(2)で破って勝ち上がった。

 ラオニッチは第2セット6-5のサービスゲームで、この試合初めてのブレークを喫した。タイブレークに入るとデルポトロが6-5とリードを奪い、勝利まであと1ポイントだったが、そこからラオニッチが3ポイントを連取して、試合を終わらせた。

 ラオニッチは全豪オープンの準々決勝でラファエル・ナダル(スペイン)に敗れて以来の大会出場で決勝に進出した。デル ポトロとは過去(2013年)に2度対戦し、1勝1敗と星を分けていたが、3年半ぶりのこの対戦に勝利し、2勝1敗とリードした。

 一方、ソックは一度も自分のサービスゲームを落とさず、ヤングに一度しかブレークポイントを許さなかった。ヤングは第2セットのタイブレークで2-0と先にリードを奪ったが、そのあと1ポイントも取ることができなかった。

 ソックはここまでの対戦で1セットも落としておらず、4試合で戦った3度のタイブレークのすべてで勝っている。

 ラオニッチとソックの過去の対戦は、8勝2敗でラオニッチが勝ち越している。2016年は3度対戦し、マイアミ(ハードコート)とウィンブルドン(グラスコート)はラオニッチが、もっとも直近の上海(ハードコート)はソックが0-6 6-4 7-6(8)で勝っている。(C)AP(テニスマガジン)