アラブ首長国連邦・ドバイで開催されている「ドバイ・デューティーフリー選手権」(WTAプレミア5/2月19~25日/賞金総額266万6000ドル/ハードコート)のシングルス準決勝で、第7シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が第1シー…

 アラブ首長国連邦・ドバイで開催されている「ドバイ・デューティーフリー選手権」(WTAプレミア5/2月19~25日/賞金総額266万6000ドル/ハードコート)のシングルス準決勝で、第7シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が第1シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を6-3 7-6(3)で破り、決勝に進出した。

 ケルバーは今大会で優勝すれば世界1位の座を奪い返せるはずだったが、それはケルバー自身にとって二次的な重要性しかもたないことであるようだった。

 「そんなことについて考えてはいないわ」とケルバー。「私にとって本当に重要なのは、健康であることよ」。

 ケルバーは膝の故障に悩まされていて、原因についてははっきりわからないとした。

 「膝がどうなっているのかはわからない。でも少し痛みを感じるの」と彼女は言った。「でも私はベストを尽くそうと努めた。私はそういう人間なのよ」。

 ここ3対戦連続でケルバーを破っているスビトリーナは、決勝で第10シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)と対戦する。ウォズニアッキはもうひとつの準決勝でアナスタシア・セバストワ(ラトビア)を6-3 6-4で下し、ドーハに続き今季2大会連続となる決勝に進出した。

 スビトリーナはこの日の勝利で連勝記録を11に伸ばした。彼女は今月初めに台湾で優勝し、キャリア5度目のタイトルを獲ったばかりのところだ。

 一方、先週のドーハの決勝で敗れたウォズニアッキは、キャリア26度目のタイトルを狙っている。

 「かなりいい数週間だった。ここ2週間をいかに切り抜けてきたかを、すごくうれしく思っているわ。精神的にとても疲れる日々だったから」とウォズニアッキ。「ただ戦いの中に留まり、頑張り続けているということ自体を誇りに思う」。

 前回彼女が2週連続で決勝に進出したのは2014年の全米オープンと東京だったが、そのときの彼女は双方で敗れた。

 2011年のドバイで優勝しているウォズニアッキは今大会でプレーした7年のうち6度のケースで最低でも準決勝に進み、総じて22勝5敗の戦績を誇っている。

 「ここでプレーするのが大好きよ」と彼女は言った。「ここでふたたび決勝をプレーできるということに、ただただいい感じを覚えているわ」。(C)AP