ブラジル・リオデジャネイロで開催されている「リオ・オープン」(ATP500/2月20~26日/賞金総額146万1560ドル/クレーコート)のシングルス準々決勝で、第2シードのドミニク・ティーム(オーストリア)がディエゴ・シュワルツマン(…
ブラジル・リオデジャネイロで開催されている「リオ・オープン」(ATP500/2月20~26日/賞金総額146万1560ドル/クレーコート)のシングルス準々決勝で、第2シードのドミニク・ティーム(オーストリア)がディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-2 6-3で破り、ベスト4に進出した。
この日の試合でティームは幾度かの試練に遭遇し、直面した10度のブレークポイントのうち8度をセーブしたが、シュワルツマンのサービスゲームで自分がつかんだ6度のブレークチャンスではそのすべてをものにした。
「彼にも多くのチャンスがあったが、ブレークポイントでの自分のプレーには満足している」とティーム。「今日の試合は、ここリオでの僕のベスト・パフォーマンスだったと思う」。
23歳のティームは準決勝で第5シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)と対戦する。ラモス ビノラスはニコラス・キッカー(アルゼンチン)のサービスを3度破り、ティームの試合と同じスコアの6-2 6-3で勝利を収めた。
ラモス ビノラスは中国・成都(ATP250)でのふたりの唯一の対戦で、ティームを6-1 6-4で破っている。
ティームはこれまでに7つのツアー・タイトルを獲得しており、そのうち5つがクレーコートでのものだ。
一年前に(来週出場を予定している)メキシコ・アカプルコでハードコートでの初タイトルを獲得したティームだが、彼がもっとも得意とするサーフェスはクレーコートだ。
「クレーに戻ってこられてうれしいよ。クレーは間違いなく、僕のプレースタイルに合っている」とティームは言う。
しかし彼はテニスファンがもっとも喜ぶショットの一つ、股下からのショットでウィナーを決めたことにもっとも興奮しているようだった。それはベースラインの後ろから打たれたもので、彼はこの手のショットを決めたのは初めてだと言った。
「あれは、これまでの人生で打った中で最高のショットだった」とティームは誇らしげに言った。
より遅い時間帯の準々決勝では、第4シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)がアレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)を下したが、試合は互角の戦いの末にドルゴポロフが棄権するという形で幕を閉じた。7-6(4) 6-7(2)から第3セット1-0となったところで、試合は唐突に終わりを遂げた。
ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した18歳のキャスパー・ルード(ノルウェー)はチアゴ・モンテーロ(ブラジル)を6-2 7-6(2)で破り、ツアー初の4強入りを果たした。ルードの世界ランキングは208位。彼は準決勝でカレーニョ ブスタと対戦する。(C)AP(テニスマガジン)