【UEFA EURO2020 グループF第2節 ポルトガルvsドイツ 2021年6月19日(日本時間25:00キックオフ…
【UEFA EURO2020 グループF第2節 ポルトガルvsドイツ 2021年6月19日(日本時間25:00キックオフ)】
よく、EUROはワールドカップより面白い、と言われる。出場国の実力格差が少ないことが主な理由だが、それにしてもここまでの死のグループはなかなかない。
前回王者のポルトガル、世界王者のフランス、その前の世界王者ドイツ。この3カ国にハンガリーを加えたグループFは、どこが勝ち抜けるか全くわからない。実力的には3カ国に勝ち点3を奪われるであろうとされるハンガリーだが、前回大会はグループリーグを首位通過している。
この、完全な草刈り場がないというのが先のEUROの面白さだ。しかも、欧州全土で開催されている今回のEUROにおいて、ハンガリーは自国ブダペストのプシュカシュ・アレーナで2試合戦うことができ、そこはこの大会で唯一満員のスタジアムを許可されている。満員のホームゲームを戦えることは大きなメリットで、この日、フランス相手にドローを演じている。
そんな死のグループだが、ホームゲームの恩恵があるのはハンガリーだけではない。満員ではないとはいえ、ドイツは3試合全てをミュンヘンのアリアンツ・アレナで戦うことができる。
■追い詰められたドイツは崩れなかった
そんなドイツだが、初戦でフランスに1-0で敗れてしまった。そしてこの試合の前半も15分、クリスティアーノ・ロナウドにゴールを奪われ、嫌な予感が立ち込めた。先に試合を終えたフランスが勝ち点4になったため、この試合でポルトガルが勝って勝ち点6となれば、いまだ0のドイツは、自力での突破は叶わなくなってしまう。
しかし、追い詰められたこの状況でドイツは崩れなかった。
その中心にいたのはヨシュア・キミッヒとロビン・ゴセンスの両ウイングバックだ。
1点を追いかける35分、右サイドでボールを持ったキミッヒが利き足とは逆の左足で大きくサイドチェンジ。これを左サイドのゴセンスがダイレクトで折り返すとカイ・ハヴァーツが詰めたところでルベン・ディアスの足に当たり、ポルトガルのオウンゴールという形で同点となった。
そして興奮の余韻がまだ残る39分、トーマス・ミュラーがふわりとしたボールを入れると、ゴール前のハヴァーツの頭にはジャストミートしなかったものの、流れたところをキミッヒが折り返すと今度はラファエル・ゲレイロの足に当たり再びオウンゴールとなって逆転に成功した。