3歳馬限定のダート重賞で、格付けこそGIII競走だが、事実上はJRAにおける世代ダート王決定戦。どこかで聞いたような…
3歳馬限定のダート重賞で、格付けこそGIII競走だが、事実上はJRAにおける世代ダート王決定戦。どこかで聞いたようなフレーズだが、強い馬が勝つというよりも、勝った馬は強いというレースで、昨年のカフェファラオ、一昨年のワイドファラオ、18年のルヴァンスレーヴ、17年のサンライズノヴァなど勝ち馬は、のちのGI/JpnI優勝馬となるケースも多い。
過去10年で1番人気は3勝2着3回だが、1〜3番人気馬は10勝2着7回3着4回という本命レース。
◎クリーンスレイトが勝った5月9日の東京競馬場ダート1600m1勝クラス戦は前半の半マイル45秒7→1000m58秒0のハイラップ。これを後方待機策から出走メンバー最速(推定)36秒4の末脚で豪快に突き抜けた。昨年のユニコーンSが46秒1→58秒4だったのだから、中身の濃いレースだった。
前半の位置取りの差は大いにあるが、昨年のユニコーンSを勝ったときのカフェファラオの上がりタイムが、前走時のクリーンスレイトと同じ36秒4だったことからも価値は高い。
〇ゲンパチフォルツァは青竜S優勝馬。47秒3→59秒4のペースを2番手で追走し、上がり3ハロンは36秒5。位置取りを考えれば、こちらも優秀だ。ヒヤシンスSは48秒3→60秒8のペースを2番手追走し、最後は自身推定36秒5。当時よりも力をつけていることも確かだろうが、この馬はスローペースよりも持久力勝負のほうが持ち味を生かせるのかもしれない。やや内枠すぎるのが心配だが、能力的には十分通用しそうだ。
▲ラペルーズは、そのヒヤシンスSの優勝馬。いくらスローペースからの決め手勝負になったとはいえ、自身推定上がり35秒0には驚かされた。前走はスタート直後に他馬と接触し、ジョッキーがバランスを崩す不利があった。最後はまったくこの馬らしさを発揮できずに敗れた。やや気難しい面があるのかもしれないが、1度きりでは見限ることはできない。
キャリアを積んでレース内容が安定してきた△ルーチェドーロも差のない存在。東京マイルは決め手勝負になることが多く、末脚鋭い△ケイアイロベージ、△サンライズウルス、あたりはまだ勝負付けが済んでいないという点でも注意したいところ。使われながら体重を増やしている△スマッシャーもまだ伸びシロがありそうだ。