ライフスタイルブランドRVCAが6月17日(木)、春夏向けのコレクション展示会「ROUGH&SMOOTH」を開催した。場所は渋谷区・神宮前のTRUNK(HOTEL)屋上森のチャペル。同展示会は、ROUGH(荒さ)とSMOOTH(滑ら…

ライフスタイルブランドRVCAが6月17日(木)、春夏向けのコレクション展示会「ROUGH&SMOOTH」を開催した。場所は渋谷区・神宮前のTRUNK(HOTEL)屋上森のチャペル。

同展示会は、ROUGH(荒さ)とSMOOTH(滑らかさ)という2つのキーワードをテーマに掲げた、1日限りのイベント。RVCAのブランドコンセプトである「balance of opposite(相反するバランス)」と、来春発売のアイテムから着想を得て企画された。


展示会場
来春発売のコレクション

春夏コレクションが展示された会場では、今をときめく若手アーティストがライブペインティングや楽器演奏を披露。童心を忘れない“ラフ”さと、多様な表現を受け入れる“スムース”さを表現した。


イベントのために特別に用意された「ROUGH&SMOOTH」モニュメント

「来春のコレクションテーマであるROUGHとSMOOTHの要素を、細部にまで盛り込んだイベントにしました」

そう話すのは、RVCAマーケティングマネージャーの鈴木麻美さん。

「才能あふれる無名アーティストたちを支援する『アーティストネットワークプログラム(通称:ANP)』を展開していることから分かるように、RVCAはアートやカルチャーとの関わり合いがとても深いです。今後も私たちは、RVCAのコンセプトに共鳴する新しい才能を発掘していきたいと考えています」


フロア1階に展示された国内外のアーティスト作品

これまでにも、タトゥーアーティストの「TIM HENDRICKS(ティム・ヘンドリックス)」やコンテンポラリーアーティストの「BARRY MACGEE(バリー・マッギー)」などの活動をサポートしてきたRVCA。今後どのような動きを見せていくのか、楽しみでならない。

新鋭アーティスト“Eri”がライブペイントを披露

コレクション展示同様、イベント中に一際注目を集めていたのが“Eri”。RVCAが推す日本人アーティストの1人だ。


Eri

Eriは25歳という若さながら、今年4月にアパレルブランド「ROSE BUD」とのコラボレーションを実現。それにとどまらず、西海岸と旅をテーマにした女性向けライフスタイル誌「アンナ マガジン(anna magazine)」で連載を持つなど、今、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せている。


グルーの上から、転写用の銀紙で模様を付ける

展示中、Eriはライブペインティングの時間を3回に分け、絵が出来上がっていく様子を段階的に披露。長さ約2.3メートル・幅約1.8メートルのキャンバスに、アクリル絵具やグルー(接着糊)、転写用の銀紙でポップな模様を描いた。

「太陽の光がいい感じに当たって、絵にツヤと透明感が出ました」とEri。

軽快なタッチでいて、見るものを惹き込んで離さない、独特で力強いアート。ストリートカルチャーとRVCAの未来は、彼女たちが作っていくことになる……。そんなことを予感させた展示会だった。

Eriプロフィール


1996年生まれ。横浜市出身のコンテンポラリーアーティスト。これまでに、カリフォルニア文化・サーフカルチャーに根ざしたポップアートを発表。モノにあふれる現代社会に疑問を抱き、着飾ることのない、自然体なスタイルを表現している。

text & photo by 佐藤稜馬

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