格闘家・白鳥大珠。格闘技好きの父親の影響で幼い頃に空手道場へ行ったことがきっかけで格闘技人生をスタートした彼は、のちにキックボクシングの道へ。その後、ボクシングへ転向し再びキックボクシングの世界へと戦いの舞台を移した彼は、「RISE WO…

 格闘家・白鳥大珠。格闘技好きの父親の影響で幼い頃に空手道場へ行ったことがきっかけで格闘技人生をスタートした彼は、のちにキックボクシングの道へ。その後、ボクシングへ転向し再びキックボクシングの世界へと戦いの舞台を移した彼は、「RISE WORLD SERIES 2019 -61kg級王者」「第5代RISEライト級王者」など、これまで数々のタイトルを獲得し活躍を続けている。

「キックの王子様」の愛称で知られる彼は、その名の通りキックボクシング界において世界王者に輝く実力者でありながら、持ち前のルックスを活かしモデル業もこなすなど、まさに「天が二物を与えた」格闘家だ。

そんな白鳥が語る、自身ならではの強み、そしてこの先の目指す姿とは一体どのようなものなのだろうか。

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『お前は将来格闘技をやるんだぞ』から始まった白鳥大珠の格闘家人生。人生を変えた「鶴の一声」とは https://cocokara-next.com/athlete_celeb/taijushiratori-fighter-life/

「ルックスから入ってもらって構わない。それが自分の強み」


格闘家としての実力さながら、そのルックスも武器に多くのファンを魅了する白鳥。

だが彼は、そのルックスこそ自らの強みだと話す。

「やっぱり、ぱっと見で格闘家には見られないんですよ。僕のルックスが格闘家ぽくはないので、モデルなの?とかよく言われます。
ただ、僕は、そこ(ルックス)から入ってもらっても全然構わないです。今応援してくれているファンの方の中にも、格闘家であることを知らずに、容姿から好きになってくれた方もいらっしゃるので。そこは、格闘家の中での自分の強みでもあるなと思います」

現在25歳の白鳥は既にキックボクシング界において国内トップクラスの実力と人気を誇るが、この先目指すべき姿についてこう語っている。

「白鳥大珠としては、もちろん格闘技の実力がトップであることは大前提ですが、国内のどこにいても皆が知っているくらい大きくなりたいですね。
その上で格闘家としては、国内のみならず海外も渡り歩きたいという思いがあります。
現状、僕は海外でいうと、まだタイでしかキックの試合をやったことがないので、将来的にはヨーロッパの方でも試合をしていきたいですね。
ただ今はキックをやっていますが、最終的にキックで終えるのかという部分は正直まだわからない。
もちろんキックが好きなので、それで頂点をとりたいという思いはありますが、この先何があるか、どうなるのかって分からないじゃないですか。もしかしたらMMAをやりたいとなるかもしれないですし。そこはまだハッキリとは決まっていないですね」

「どんなに強くても、見てもらわないとわからない。そのきっかけを作りたい」

さらに白鳥は直接格闘技に関わらずとも、こんな思いも持っているという。

「もっと自分自身メディアへ出ていきたいですね。テレビ・ラジオによらず雑誌などにも。自分がメディアに出ることによって、自分だけでなく格闘技を知ってもらうことにも繋がると思うので、バンバン出て格闘技界をもっと盛り上げていきたいですね」

そんな白鳥、実は空手をやっていた小学生時代に人気バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ」へ出演した過去がある。

その経験を踏まえても、メディアへ出ることの意義についてこのように語る。

「当時空手の全日本選手権で優勝したんですが、それをきっかけに出演オファーをもらいました。空手の試合って、何試合もあるんですが、その番組に出演して以降、僕の試合だけギャラリーが増えたのを覚えています。
やっぱり格闘技って試合を見て貰えるところに持っていかないと全く意味がないというか。どんなに強くても、見てもらわないとわからないじゃないですか。見てもらえるきっかけを、なんでもいいので作っていけたらなと思います」

ここまで格闘技との出会いからこの先目指すキャリアまで語ってもらったが、最後に白鳥大珠が思う、格闘技の魅力について聞いた。

「今は野球やサッカーがメジャーかつ人気なスポーツですが、どちらもチームスポーツなんですよね。それに比べて、僕らがやっている格闘技というのは1対1の戦い。でも、格闘技って1対1の戦いですが、それまで多くの人にサポートしてもらっていたり、試合中セコンドがついていたりと、実は野球やサッカーと同じでみんなで戦っているんです。もちろん格闘技だけど、その中にスポーツ性もあると思いますし。
あとは、格闘技って1回の戦いでその人の評価や、言ってしまえば価値も変わる可能性がある。でもだからこそ僕はそこに魅力があると思っています。」

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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