スイスはウェールズと引き分けて欧州選手権をスタートした。勝利を手にすることはできなかったが、彼らはブレール・エンボロとい…

スイスはウェールズと引き分けて欧州選手権をスタートした。勝利を手にすることはできなかったが、彼らはブレール・エンボロという最高の武器を手にしていた。このボルシア・メンヒェングラートバッハのストライカーは、ウラジミール・ペトコヴィッチ監督の攻撃の中心であり、後半立ち上がりのコーナーキックから先制点をマークしたほか、ウェールズ守備陣を一人で切り裂いた。
カメルーンにルーツを持つストライカーは、バーゼルに所属していたときに大きな期待を寄せられていたキャリアを復活させようとしている。当時、バルサは彼を詳しく調査していたが、クラブは賭けることはなかった。
2015-16シーズン、当時ブレール・エンボロは18歳だったが、すでにバーゼルで名を馳せていた。この若さにしてすでにスイスの名門に定着し、70試合以上に出場して20を超えるゴールとアシストを記録していた。
バルサがエンボロの成長を見逃すことはなかった。スカウト部門は当時のスポーツ・ディレクター、ロベルト・フェルナンデスに「あの子に会いに行くべきだ」とはっきり言っていた。そして、バルサのスカウトは、セント・ヤコブ・パークでバーゼルと会談の場を持った。パワー、チェンジ・オブ・ペース、得点力、そしてもちろん、これからのキャリアについてなど、選手に関する情報は非常にポジティブなものだった。
問題は、バルサ以外にもエンボロを注視しているトップクラブがいくつもあったことだ。このことを知っていたバーゼルは、このストライカーに2500万ユーロの値札を付けた。当時世界最高のトリデンテ、メッシ、スアレス、ネイマールを擁したバルサは、シャルケ04に向かったストライカーに主役の座を与えることができなかった。同年夏、カタルーニャのクラブはパコ・アルカセルを3000万ユーロで獲得している。
過去には「バロンドール候補生」とまで言われたエンボロだが、今日現在の進行は停滞しているのが現実である。2019年にシャルケからグラートバッハに鞍替えしたストライカーだが、“フォールズ”(ボルシアMGの愛称/仔馬のイレブン)では輝けていない。ブレール・エンボロは失いかけていた輝きを取り戻すために、素晴らしい欧州選手権を完走しようとしている。