インテルのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンが、緊急搬送後初めて公にコメントを残した。 世界中に衝撃が走った1…

インテルのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンが、緊急搬送後初めて公にコメントを残した。

世界中に衝撃が走った12日に行われたユーロ2020のフィンランド代表戦から二日。意識を取り戻したエリクセンの容態も徐々に安定し、現在では会話もできる状態まで回復している。

順調に快方へ向かいながらも余談は許さない状況で、未だ退院の目処は立っていないエリクセン。それでも14日の朝、代理人を通じてコメントを発表。無事を報告した。

「ありがとう、諦めずに頑張るよ。今は調子も良くなってきた。だけど僕の身に何が起こったのかを知りたい」

「そして、僕のためにあらゆる努力をしてくれた全ての方に感謝したい」

イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、FaceTimeでインテルのチームメイトと会話をしたというエリクセンは、心配する仲間に「僕より顔色悪そうだけど大丈夫か!?」と痛快な冗談も飛ばしたようで、「いますぐトレーニングできる」と、早くも現場復帰に意欲も見せている模様。

とはいえ代理人によると「まだ休む必要がある。彼には妻と両親がついている」と、しばらくは安静を求められるとのこと。

また、同胞のデンマーク代表の面々は、GKカスパー・シュマイケルは「ハッピーエンドになった良かったよ。まだ終わったわけではないが、もっと酷かったかもしれない」と安堵。FWマルティン・ブラースヴァイトは「僕たちは友人、そしてチームメイトを失いかけた。無事を祈る中で何と言ったか正確には覚えてないけど、この件は僕の信仰心を強めることになった」と話す。

また、MFピエール=エミール・ホイビュルクは、「横たわったクリスティアンが白目を剥いているのを見た時恐怖を覚えた」と当時の様子を回想し、いかに凄惨な状況だったかを語った。

なお、前例として試合中に倒れた選手が、医師のアドバイスからそのまま引退したケースもあるが、果たしてエリクセンは再びピッチに戻って来られるだろうか。