■磐田がJ1昇格圏の2位に初めて浮上 京都と同勝点の38とした磐田は、5位のヴァンフォーレ甲府との上位対決を制した。開…

■磐田がJ1昇格圏の2位に初めて浮上

 京都と同勝点の38とした磐田は、5位のヴァンフォーレ甲府との上位対決を制した。開始早々にセンターバックが退場した相手に対して、15分に先制点を奪う。この日がJリーグ通算700試合出場となった遠藤保仁のCKから、大津祐樹がこぼれ球を豪快に蹴り込んだ。

 これが決勝点となり、磐田は1対0で試合をまとめた。今シーズン4点目をあげた大津が「後ろがすごく安定して守ってくれている」と話すように、このところの磐田は守備の安定感を高めることで攻撃が活性化している。攻守がガッチリと嚙み合っているのだ。

 5試合連続のクリーンシートで8試合連続負けなしとし、磐田は今シーズン最高位の2位に浮上した。昨シーズンは開幕節の3位が最高位だったから、2019年のJ2降格から初めてJ1昇格圏に位置したことになる。このまま昇格圏を維持できるのか、磐田から目が離せなくなってきた。

■琉球は4試合ぶりの勝点3を奪取!

 京都、磐田、新潟に次ぐ琉球は、ギラヴァンツ北九州に3対0で快勝した。

 この試合は6月13日のナイトゲーム開催だったため、風間宏矢は「3チームの結果は頭に入れていた。今日はホントに大事だぞと話していて、勝点3を取らなきゃいけないと思っていた」と言う。15節のモンテディオ山形戦と16節の新潟戦に連敗し、前節は秋田と1対1で引分けた。3試合連続で勝利から遠ざかっているうちに磐田に3強の牙城を崩され、後方からはV・ファーレン長崎が接近してきている。琉球にとってはJ1昇格戦線に踏みとどまるために、負けられない一戦だった。

 勝利を引き寄せたのは右サイドのふたりだ。

 28分、ボランチ上里一将のパスを受けた右サイドバックの田中恵太が、シュートモーションからペナルティエリア内で風間宏矢へつなぐ。右サイドハーフで全試合に先発してきた背番号8が、素早いボール処理から右足で決め手みせた。

 昨シーズンの風間宏矢は、キャリアハイの10ゴールをマークした。しかし今シーズンは、前節までチームトップタイの6アシストを記録しているものの、得点を決めていなかった。

 待望の一撃である。得点直後には「やっときた!」と叫んだ。試合後には「思わず(そう声が)出ちゃっいました」と笑顔で振り返った。

 62分には上里の右CKをヘディングで合わせた。

「カズさん(上里)のボールが良かったし、前で潰れてくれたし、自分とマークの選手の身長のミスマッチもあったので、普通に当てるだけでした」

 72分には清水慎太郎がヘディングシュートを決める。アシストは田中だ。背番号7を着ける右サイドバックは、この日2つ目のアシストだ。風間宏矢と並んでいたアシストを、チーム単独トップの「8」に伸ばしている。

 82分には北九州にPKを献上する。ここでGK猪瀬康介が存在感を発揮した。高橋大悟のシュートをストップしたのだ。

 琉球は守備陣のレギュラーを欠いている。センターバックの岡崎亮平が16節から、GK田口潤人が17節から、負傷離脱しているのだ。ここ5試合は連続して失点をしていただけに、樋口靖洋監督は「何としてもクリーンシートをやってほしいと思っていた。PKストップも含めて守備陣の集中力の高さを称賛したい」と納得の表情を浮かべた。

 この日は前半途中に池田廉が負傷交代した。空中戦を競り合った際に、腰を強打した。一度はピッチへ戻ったものの、すぐに交代している。

 チーム最多の6得点をあげている池田は、不動のトップ下として全試合に先発してきた。北九州戦で4試合ぶりの勝利をつかんだ琉球だが、攻撃陣にも離脱者が出てしまうかもしれない。

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