5月28日の日本代表対ミャンマー戦、そして6月のIMD(インターナショナルマッチデー)によるW杯アジア2次予選やU-24…

5月28日の日本代表対ミャンマー戦、そして6月のIMD(インターナショナルマッチデー)によるW杯アジア2次予選やU-24日本代表の親善試合、なでしこジャパンの強化試合など、ファンにとっては見逃せない試合の連続が続いている毎日だ。

11日は日本代表対ピクシー率いるセルビア戦(1-0)、12日はU-24日本が4-0と圧勝したジャマイカ戦、そして13日はなでしこジャパンがメキシコに5-1と快勝した。

こうした活動の裏では、最初にジャマイカの一部選手が出国の際の不備で来日できず、日本との試合が急きょU-24日本に変更された。

その後も海外から来日したチームに新型コロナウィルスの感染者や濃厚接触者がいたり、コロナでは陰性ながらミャンマーの用具担当者が亡くなられたり、ジャマイカの監督は体調不良で(コロナの検査では陰性)チームの指揮を執られないなど不測の事態が続いた。

それでも試合はつつがなく行われ、残すは15日の日本対キルギス、タジキスタン対ミャンマーの2試合となった。そこで改めて思うのは、日本の試合運営の手際の良さだ。

5月28日以降、基本的に前述の3チームが順次活動を開始して、日本代表とU-24日本は毎日のように選手がズームで記者会見を行った。これはこれで、素晴らしいことであり関係者の努力に感謝したい。これに加えて試合前日には両チームの監督会見もある。

さらに反町技術委員長の会見や、Jリーグも並行して開催されているため、Jクラブの監督や選手の会見もある。このため終日、自宅でズーム会見の日々ということもあった。

ほんの2年前は、例えば日本代表のメンバー発表はJFAハウスの1Fで盛大に行われた。しかし今回のコロナウィルスの影響で、そうした会見のスタイルは変革を余儀なくされ、もはや旧式のスタイルに戻ることはないだろう。

移動による時間と経費のロスがなくなり便利になったのは確かだが、かえってストレスを感じることもある。

たとえば昨日のジャマイカ戦では、4人の股間を抜いたシュートでゴールを決めた久保のコメントを聞くのが仕事としてマストとしよう。それ以外に、地元出身で豊田スタジアムでの試合を楽しみにしていながら出番のなかった菅原に話を聞きたいと思っても、ズームではその機会がない。

JFAの広報は、毎日のように最大多数の情報を発信しようと努力している。試合後も多くの選手に発言を促している。

これは、かつてはなかったことだ。一時期は、選手をガードしてメディアの前で発言させないのが仕事と勘違いしていた広報もいた。しかしズームという通信手段のおかげもあり変わった。それでも話を聞きたい選手に直接聞けないストレスは残る。

こればかりは、日常が戻る日を期待するしかないだろう。

【文・六川亨】