上半期の東京開催を締めくくるハンデ重賞として1984年に設立。96年から別定重量戦へと変更されたのをきっかけに3週目…

 上半期の東京開催を締めくくるハンデ重賞として1984年に設立。96年から別定重量戦へと変更されたのをきっかけに3週目に行われるようになったが、2000年から最終週へと戻されている。その後、2012年からは2週目に行われるようになり、七夕賞や函館記念などサマー2000シリーズへ向かう馬たちのローテーションに組み入れられることが多くなった。

 別定重量戦だけに基本的には強い馬が有利なレースだが、シーズンの端境期に位置するため人気馬が、人気に応えられないケースも珍しくない。昨年は、不良馬場で行われたこともあって人気馬は総崩れ。3連単は400万円を超える大穴となった。

 ◎サトノフラッグは弥生賞優勝馬。セントライト記念2着、菊花賞3着と世代を代表する1頭だ、4歳シーズン初戦のAJCCは休み明け。10キロ増の馬体重で動けず、前走の金鯱賞は積極的な位置でレースを進めたが、最後は脚があがってしまった。

 弥生賞を勝った時が重馬場だったために重巧者のイメージがあるが、東京競馬場で2歳コースレコードを記録するくらいの馬なので、良馬場のほうが競馬がしやすそうだ。今年に入ってからの2戦は度外視して、改めて見直したい。

 いまだ1勝馬とはいえ、〇アルジャンナは重賞競走2着3回。今回と同じ舞台の東京スポーツ杯2歳Sではコントレイルには離されたものの、3着馬には4馬身の差をつけた。きさらぎ賞3着、毎日杯2着と世代屈指の実力馬だ。前走マイラーズCでは、届かないような位置から最後の100mだけで2着に追い込んでおり、その末脚は重賞級。スローペースからの瞬発力争いになりそうな今回は試金石ともいえる1戦だ。

 ▲シュリはリステッドレースを2勝。格上挑戦などをせずに大事に使われてきたとはいえ、いまだ1番人気を譲ったことがない期待馬だ。重賞初挑戦となった今年の京都金杯は出遅れたうえに、やや力みながらの追走となり5着だったが、3着馬とは同タイムだった。これまでジョッキーが抑えるのに苦労していたようなシーンもあったが、前走は途中からハナに立っても馬が戸惑うことなく最後まで走り切った。同じような競馬をしたいところだ。

 △ガロアクリークはスプリングS優勝馬で、皐月賞3着。ダービーは6着だったが、5着ディープボンドとはハナ差だった。東京競馬場はダービー以来となるが、デビュー戦を勝利で飾った縁起の良い舞台。アクシデント明けだけにやや評価を下げたが、勝って不思議ない実力馬だ。

 5歳世代の皐月賞2着、ダービー、菊花賞3着△ヴェロックスと、まだ見限れない△アドマイヤビルゴともども抑えておきたい。