6月13日に東京ドームで行われる「Yogibo presents RIZIN.28」。朝倉兄弟や那須川天心などの好カードが組まれているが、PRIDEなどで活躍した元総合格闘家の大山峻護さんはスダリオ剛vsシビサイ頌真戦に注目。 …

 6月13日に東京ドームで行われる「Yogibo presents RIZIN.28」。朝倉兄弟や那須川天心などの好カードが組まれているが、PRIDEなどで活躍した元総合格闘家の大山峻護さんはスダリオ剛vsシビサイ頌真戦に注目。

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スダリオ剛は山本KIDになりうるか?元PRIDEファイターが感じたスダリオの狂気 https://cocokara-next.com/athlete_celeb/shungooyama-rizin27-summary-02/



スダリオ剛選手は相撲界からプロの総合格闘家に転身して、現在3戦3勝。プロレスラーや体格差のあるファイターとのマッチアップに、「ちゃんとしたファイターとやらせてください」と、RIZIN榊原代表に直訴していた。

「本物の相手」として白羽の矢が立ったのは、体格は互角、プロ戦績は3倍以上のキャリアを持つシビサイ頌真選手。

大山さんは、「等身大のスダリオ選手が見られるので、とても注目しています」と話し、「シビサイ頌真選手も体が大きく、試合経験も豊富で、一本を取れる技術もある。2019年に行われたBELLATOR JAPANでは、アキレス腱固めで勝利している実力があります。アキレス腱って、シンプルだけど技術のいるテクニック。試合で決めるのはものすごく難しいんです。それが決められるっていうのは、よっぽど寝技の練習、研究をしているということ。スダリオ選手は、今までのように体格でのアドバンテージもないし、相手はフィニッシュできる技術も持っているので、苦戦を強いられるのではないでしょうか。どちらが勝ってもおかしくない試合展開になると思います。2人ともハングリーさや雰囲気に共通するものを感じます。実力も華のある選手なので、2人で日本のヘビー級を引っ張っていって欲しいですね」と期待した。

そんな大山さんにとって、東京ドームは特別な場所。

「東京ドームで行われた桜庭和志さんとホイス・グレイシーの試合を見て、心が震えるくらい感動を受けました。それで実業団の柔道選手を辞めて、プロのファイターになりました。そのくらい、人の人生を変えてしまうくらいのインパクトをアスリートは放てるんです。世界が落ち込んでいる時に勇気と感動を与えられるというのは、アスリートの最高の特権です。この大会をきっかけに多くの人の人生を前向きに変えるような熱い試合を期待しています」。

6月13日、東京ドームでヘビー級の未来を担うヒーローが誕生する。

大山峻護さん

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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大山峻護(おおやま・しゅんご)

5歳で柔道を始め、全日本学生体重別選手権準優勝、世界学生選手権出場、全日本実業団個人選手権優勝という実績を持つ。2001年、プロの総合格闘家としてデビュー。同年、PRIDEに、2004年にはK-1・HERO‘Sにも参戦。2012年ロードFC初代ミドル級王座獲得。現在は、企業や学校を訪問し、トレーニング指導や講演活動を行なっている。著書に「科学的に証明された心が強くなる ストレッチ」(アスコム)。ビジネスマンのメンタルタフネスを高めていくための本「ビジネスエリートがやっているファイトネス~体と心を一気に整える方法~」(あさ出版)を出版。