現地6月11日に行われた「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6…
現地6月11日に行われた「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6月13日/クレーコート)男子シングルス準決勝で、5連覇を狙うラファエル・ナダル(スペイン)がノバク・ジョコビッチ(セルビア)に6-3、3-6、6-7(4)、2-6で敗れたことはお伝えした通り。試合後の両者のコメントをATP公式ウェブサイトが伝えている。【関連記事】ナダル5連覇の夢潰える。ジョコビッチが決勝進出[全仏オープン]【ドロー表】「全仏オープン」男子シングルス
「全仏オープン」での14回目の優勝、そしてグランドスラム通算21回目の優勝はお預けとなってしまったナダルは「これがスポーツだよ。勝つこともあれば、負けることもある。でも自分のベストを尽くそうとしたよ」と語る。
この試合ではタイブレークまでもつれ込んだ第3セットが勝負の分かれ目になったが、それについて本人も後悔を口にした。「6-5で迎えた(第3セット)第12ゲームでセットポイントのビッグチャンスがあったんだ。あの時に何でも起こり得た。でも(それを決められずに)タイブレークになってそこでダブルフォルトをして、さらに簡単なボレーをミスしてしまった。信じられないようなポイントを取れたこともあったけどね。あとは疲労もあった。そういうことでミスが起きてしまったけど、勝ちたければミスをしてはいけない。そういうことだよ。ジョコビッチは素晴らしかったね。いい試合だったし、僕もベストを尽くそうとした。でも今日は僕の日ではなかったんだ」
前の試合が5セットマッチだったため、ナダルたちの試合は現地時間で夜の7時過ぎに始まった。試合開始当初は、まだ気温が高かったため、ナダルの重いトップスピンのショットが高くはねていたが、夜が更けるにつれて気温が下がるとボールの速度は遅くなり、バウンドも低くなっていった。しかし、それがジョコビッチ有利となったのではないかという指摘にはナダルは異を唱える。「関係ないよ。それがテニスだ。コンディションによりうまく順応した選手が勝利にふさわしい。だから、彼が勝利にふさわしいんだ」
また、フランスでは夜11時から外出禁止令が敷かれているが、この試合では特別に観客たちが最後まで観戦することが許された。それについてナダルも感謝している。「素晴らしいサポートだったよ。何度かすごく疲れる瞬間があったけど、観客のみんながエネルギーをくれたおかげで続けることができた。僕のテニスキャリアにおいて最も重要な場所でみんなの愛を感じることができたのは、本当に特別な気分だった。すごく感謝しているよ」
一方、「全仏オープン」で1勝7敗だったナダルを下して同大会で2年連続6度目の決勝進出を決めたジョコビッチは「間違いなくローランギャロスで最高の試合だね。これまでのキャリアでも3本の指に入るよ」と満足感をにじませる。「テニスの質はもちろん、僕にとって最大のライバルを相手に、彼が15年以上にわたって大きな成功を収めてきたコートでの試合だったこと、そして会場の雰囲気も含めてね。僕たち二人とも多くのサポートを受けることができた。素晴らしいよ」
なお、ローランギャロスでナダルを下した2015年の準々決勝がヒントを与えてくれたと説明する。「ここでの8回の対戦で1回しか勝ったことがなかったけど、2015年の対戦からポジティブな材料や手がかりを集めるようにしたんだ。それがすごく役立ったね」
「この試合のことはずっと忘れないと思うよ。勝ったからだけじゃなく、会場の雰囲気や機会も本当に特別だったからね」
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全仏オープン」でのナダル
(Photo by Tnani Badreddine/Quality Sprt Images/Getty Images)