今回は「インテンショナルフックの打ち方」について説明していきます。打ち方は至ってシンプルですが、難しそうと倦厭(けんえん)してしまう方が多いのが実情。僕もそうでした。でも実際は簡単ですし、何よりドロー打ちの人は打つ機会も増える…

 今回は「インテンショナルフックの打ち方」について説明していきます。

打ち方は至ってシンプルですが、難しそうと倦厭(けんえん)してしまう方が多いのが実情。僕もそうでした。

でも実際は簡単ですし、何よりドロー打ちの人は打つ機会も増えると思うので、自分の引き出しを増やす意味でも覚えといて下さい。

ちなみにインテンショナルフックとは意図的にフックを掛け、大きく左に曲げる球筋を差します。

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ドロー打ちがインテンショナルフックを覚えた方が良い理由

なぜドロー打ちがインテンショナルフックを覚えた方が良いのか?理由は単純で打つ機会が多くなるからです。

ストレートなコース。ドロー打ちなので出るミスショットとしては左に曲げ過ぎるフックかチーピン。

ティーショットで左へのミス。球は大きく曲がって林の中に入りました。

そこからのセカンドはどんな球が必要か?

左の林からグリーン方向を狙うなら、当然左に曲げる球が必要。(ストレートなホールの場合)つまりインテンショナルフックを打たなくてはいけなくなる。

という理由から、ドロー打ちはインテンショナルフックが必然という訳です。

逆に言えば、フェード打ちはインテンショナルスライスをが打つ機会が多い。

①アドレスは打ち出す方向でフェースは曲げたい方向

インテンショナルフックはアドレスが8割です。もうアドレスで決まると言っても過言ではありません。

大まかに言えば、極端なクローズスタンスになります。

ポイントは2つ。

1.アドレスは打ち出す方向
2.フェースは曲げたい方向

この2点だけ抑えればインテンショナルフックは簡単に打てます。

アドレスを打ち出す方向にする事で、狙っているポイントに球を打ち出せる。そして曲げたい方向にフェースを向ける事で、中盤からグングンフックが掛かり曲がっていきます。

始めから曲げたい方向にアドレスしてしまうと、おそらく障害物に当たってしまう。アドレスとフェースだけ間違えないようにしましょう。

フェースは極端に左を向く、「クローズフェース」になる筈です。

②球筋は「転がる回転」なので番手選びに注意

次に気を付ける点は飛ぶ距離です。

フェースを曲げたい方向に向けるので、極端にロフトが立ちます。ロフトが立つと着弾してから球の転がりが強く、思わぬ距離が出る事もよくあります。

ここの距離感は経験値だと思いますね。

何度か打てばどの位飛んで転がるか、ざっと理解できると思うので、練習場で距離感を鍛え上げましょう。

ちなみにインテンショナルスライスだと、ロフトを寝かせるので極端に飛距離が出なくなります。

③フックとは言え、手は返し過ぎない事

インテンショナルフックという言葉に騙されないで下さい。

基本的にドローを打つ人は手首のローテーションを大胆に使う派が多いはず。これがインテンショナルフックとなれば、もっと大袈裟に使いたくなると思いますが、手首のローテーションは避けた方が良いです。

なぜなら、アドレスとフェースの向きでフックは掛かるから。

そこに追い打ちをかければ思った所に球が出ないかも知れないし、フェースは只でさえ左を向いているんだから、そこでさらに手首を使ったらまともなインパクトは迎えられません。

通常のスイングで大丈夫。

ただきっとライは良くないと思うので、捻転は抑え、フィニッシュは取らずに打ったら終わり位のイメージで良いと思います。

繰り返しますが、手首を極端に使う必要はありません。

まとめ・インテンショナルフックを覚えれば曲げても怖くない

という事でまとめます!

【インテンショナルフックの簡単な打ち方】

1.アドレスは出す方向に構え、フェースは曲げたい方向
2.転がるので飛距離の計算は重要
3.手首を返し過ぎない

以上になります!

聞くと難しそうなインテンショナルフック。しかし実際は上記ポイントを抑えれば全然普通に打てます。

僕もこのポイントを聞いてすぐ様練習場で試して見ましたが、驚く程普通に打てました。

意図して曲げる事が出来れば、目の前に木があったりする場合も曲げて対応する事が可能になり、色々な事が出来るようになる。覚えておいて損はない打ち方です。

ただロフトが立つので飛び過ぎには注意を。

トラブルを回避するショットなのにセカンドOBとか最悪ですからね。

まずは練習場で練習。その後どれだけ曲がってどれだけ球が走るのかを記録する。

この反復が大事かと思います。

それではまた!

[文:レジャーゴルフのサイト【Caddy(キャディ)】]

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