フランス・マルセイユで開催されている「オープン13 マルセイユ」(ATP250/2月20~26日/賞金総額62万0660ユーロ/室内ハードコート)のシングルス1回戦で、21歳のダニール・メドベデフ(ロシア)が第8シードのブノワ・ペール(…

 フランス・マルセイユで開催されている「オープン13 マルセイユ」(ATP250/2月20~26日/賞金総額62万0660ユーロ/室内ハードコート)のシングルス1回戦で、21歳のダニール・メドベデフ(ロシア)が第8シードのブノワ・ペール(フランス)を5-7 7-5 7-6 (4)の大接戦の末に下した。

 ペールは第2セットでサービスをキープすればゲームセットというところまでこぎつけたが、そこからメドベデフがブレークに成功。第3セットでのメドベデフは、2度ブレークされながら巻き返して追いつき、タイブレークで勝利をもぎとった。  「僕は第3セットで本当にいいプレーをし始めていた。特にタイブレークでね」とメドベデフは言った。彼は年初の「チェンナイ・オープン」で、キャリア初のツアー決勝に進んでいる。  一方、マルセイユに程近い南仏アビニョン出身のペールは、敗戦後「自分の家のすぐそばで、自分の観客たちの前でプレーするということが、特別なプレッシャーとなるわけではない。モンペリエでは準決勝に進出したしね」と話し始めた。  「現時点で僕が苦労しているのは、試合を終えること、勝ちきるということなんだ。先週のロッテルダムでの、対チリッチ(クロアチア)戦でも見えたと思うが、僕は第1セットを取りながら負けた(7-5 3-6 2-6)。今日も同じだった。第2セット5-4から自分のサービスを迎えたのに、そこで試合を締めくくることができなかった。第3セットでも3-0でリードしていたのに、そこでも同様、勝ちきることができなかったんだ」。  ペールの同胞であるフランスのリシャール・ガスケ、ジル・シモン、ルカ・プイユは3回戦に進んだ。第6シードのガスケは2回戦でミカエル・ユーズニー(ロシア)を7-5 6-2で退け、シモンはフランス人対決となった試合で、ジュリアン・べネトーを6-2 2-6 6-3のフルセットの末に下した。第4シードのプイユはアルヤズ・ベデネ(イギリス)を7-5 7-5で破っている。

 また、前年度覇者で第3シードのニック・キリオス(オーストラリア)はマレク・ジャジリ(チュニジア)を6-4 6-2で下した。  23日のナイトマッチでは、第1シードのガエル・モンフィス(フランス)と第2シードのジョー ウィルフリード・ツォンガ(フランス)が登場する。ツォンガはイリヤ・マーチェンコ(ウクライナ)、モンフィスは予選勝者のセルゲイ・スタコフスキー(ウクライナ)と対戦する。(C)AP(テニスマガジン)