2月23日にメルボルン(オーストラリア)でおこなわれるスーパーラグビーの開幕戦では、レベルズがブルーズ(ニュージーランド)をホームで迎え撃つ。今季からレベルズに加入した日本代表NO8のアマナキ・レレイ・マフィがこの試合の先発メンバー入りを果たし、22日におこなわれたキャプテンズランの前に取材に応じた。

 スーパーラグビー初挑戦で先発の座を射止めたことについて、「嬉しいですね。でも仕事をやらなければならないし、ちょっとナーバスでもある」とマフィ。チームに合流後1週間で迎えた10人制の国際大会『ブリスベン・グローバル・テンズ』ではサインやシステムがマスターしきれていなかったが、2週間たった今はだいぶ習得し、「レベルアップもできた。自分もチームも改善している」と手応えもつかんでいる様子だ。

 マフィは14日におこなわれたプレシーズンマッチのレッズ(オーストラリア)戦でも先発で出場しており、レベルズのトニー・マガーン ヘッドコーチも「彼の攻撃は一流。ゲインラインに乗って、ラインも突破できる。彼はいいタックラーでもあり、スクラムでも強さを発揮する。これらすべて、我々にとって素晴らしい要素であるのは間違いない」と評するほど、すでにチームにとって不可欠な存在になっているようだ。

 日本のシーズン終了後、休みも多く取らずにオーストラリアに来たために疲労が溜まっていたが、レベルズの強度の高い練習をこなしつつ、自身でも体のケアに十分に努めながら、スーパーラグビーのデビュー戦を迎える。「(ブルーズは)フィジカルなチーム。みんないい選手だし、負けないよう、いい試合になるように頑張りたい」と力強く抱負を述べた。

<アマナキ・レレイ・マフィ 一問一答>

Q:先発に入った。感想は?
A:嬉しいですね。でも嬉しいけど、仕事やらなあかんですね。ちょっとナーバスもある。

Q:狙っていましたか?
A:狙っていました、はい。

Q:ナンバー8としてどういうふうにチームに貢献したいか?
A:自分の仕事をしっかりやって、インパクトみたいなのね、しっかり持って、みんなをサポートして、まぁ、いい試合になるように頑張ります。

Q:ブルーズの印象は?  
A:すごい。フィジカルなチームですね。みんないい選手ですし、オールブラッックスもいるし。負けないように。楽しみです。

Q:チームに入って2週間経った。システムとサインには慣れたか?
A:ちょっとレベルアップした。自分もチームも、ちょっとみんなインプルーブ(改善)しました。サインとかはまぁまぁ。まぁまぁっていうか、えー、まぁーしっかり覚えています。

Q:2週間、特に何を頑張った?
A:自分のフィットネスね、落ちないように。もちろん日本のシーズンも終わったばかりなんで、この2週間でちょっとしっかり休んで。まぁ疲れも取れました。

<トニー・マガーン ヘッドコーチ 一問一答>

Q:アマナキのへの評価は? 2週間どんな感じでやって来たか?
A:エクセレント(最高だ)。本当に素晴らしいよ。我々にとっては、本当にいい契約だったし、我々も彼がスーパーラグビーでプレーすることをとても楽しみにしているんだ。彼はチームにもよく馴染み、人間としてもいいし、いい選手だ。彼が非常にいいプレーをすることをとても楽しみにしている。

Q:チームの馴染み具合は?
A:チームには容易に溶け込んでいる。日本でプレーして、昨年も短期でバース(イングランド)と契約してすぐにチームにインパクトを与えた。いいプレーもできていた。だから明日の夜も同じようなインパクトをチームに与えてくれることを願っている。

Q:先発に起用した理由は?
A:スーパーラグビーは、アスレティック(運動量が多く)、パワフルでダイナミックなゲームだ。この観点からして、彼はベストなバックロワーの一人だ。我がクラブは日本選手を獲得して成功を収めてきた。(堀江)翔太や松島さん(幸太朗)、稲垣(啓太)も来たが、彼らは簡単にチームに馴染んだ。

Q:ナキに今季期待することは?
A:彼の一番の強みはボールキャリーだ。彼の攻撃は一流だ。彼はゲインラインに乗っかって、ラインも突破できる。彼はいいタックラーでもあり、スクラムの基盤でも強さを発揮する。これら全てが、我々にとって素晴らしいことであるのは間違いない。

Q:児玉健太郎はどんな感じ?
A:いい感じだよ。グローバルテンズの後に加入したばかりだ。ブリスベンで2日間過ごし、ここに来て練習して、地に足をつけようとしている。メルボルンの生活や、クラブでの練習に慣れようとしているが、よく馴染んでいる。先にも言ったように、我々は日本人選手を受け入れて来た。2013、14、15、16、17年とね。我々の選手たちも日本人選手には慣れているし、歓迎している。児玉はナイスガイだ。

Q:レベルズは日本生まれ日本育ちの選手を積極的に採用するチーム。なぜ?
A:彼らは多くの才能を持っていると思うからだ。まず第一に彼らはいいラグビー選手だと思う。そうじゃなければ彼らがここにいるはずがない。そして彼らの勤勉さ。彼らはプログラムの後半に加入するが(他の選手に比べて遅れて合流するが)、動きを真似したり、プログラムをこなすのもできるし、他選手より速い部分もあるかもしれない。1月までプレーしてシーズン終了直後の2月にきているから調子が整っている、というのもあるかもしれない。(文:HIROKO IIDA)