アラブ首長国連邦・ドバイで開催されている「ドバイ・デューティーフリー選手権」(WTAプレミア5/2月19~25日/賞金総額266万6000ドル/ハードコート)のシングルス3回戦で、第1シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)がリオ五輪…

 アラブ首長国連邦・ドバイで開催されている「ドバイ・デューティーフリー選手権」(WTAプレミア5/2月19~25日/賞金総額266万6000ドル/ハードコート)のシングルス3回戦で、第1シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)がリオ五輪金メダリストのモニカ・プイグ(プエルトリコ)を6-2 6-3で破り、今大会で初の準々決勝進出を決めた。

 ケルバーはプイグとの過去の対戦成績で3勝1敗とリードしていたが、最後の対戦のリオ五輪決勝ではプイグがケルバーを倒して金メダルを獲得していた。

 「モニカとの試合は常に厳しい。特に、私たちの最後の試合のあとには…」とケルバー。「リオでの決勝のことは考えないようにしていた。今日の試合とはまったく種類が異なるものだったから」。

 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が全豪オープンで優勝して首位を奪い返す前にシーズンを世界ナンバーワンとして始めたケルバーは、今大会で優勝するとふたたび1位に返り咲くことになる。

 ケルバーは0-40と劣勢に立たされた第1セットの最終ゲームを含め、直面した5つのブレークポイントのすべてをセーブした。第2セットの彼女の最後のサービスゲームでは15-40から巻き返してキープし、5-3とリードした。

 「最初のポイントからいい感触を覚えていたわ」とケルバー。「今日のプレーには、本当に満足している」。

 ケルバーは準々決勝でアナ・コニュ(クロアチア)と対戦する。コニュはこの日、第8シードのエレナ・ベスニナ(ロシア)を3-6 6-4 7-6(4)で倒した。

 また第7シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)はクリスティーナ・マクヘイル(アメリカ)を4-6 6-4 6-3で下した。

 「自分の最良のプレーはできなかったけれど、今日勝ったことを本当にうれしく思っているわ」とスビトリーナは試合を振り返った。スビトリーナは準々決勝でローレン・デービス(アメリカ)と対戦する。デービスはエカテリーナ・マカロワ(ロシア)を4-6 6-1 6-3で下して勝ち上がった。(C)AP