アラブ首長国連邦・ドバイで開催されている「ドバイ・デューティーフリー選手権」(WTAプレミア5/2月19~25日/賞金総額266万6000ドル/ハードコート)のシングルス3回戦で、アメリカの17歳、“CiCi”ことキャサリン・べリスが、…

 アラブ首長国連邦・ドバイで開催されている「ドバイ・デューティーフリー選手権」(WTAプレミア5/2月19~25日/賞金総額266万6000ドル/ハードコート)のシングルス3回戦で、アメリカの17歳、“CiCi”ことキャサリン・べリスが、第4シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)を6-4 2-6 6-2で倒す番狂わせを演じた。  「間違いなく、これは私のキャリア最大の勝利だわ。そして、もしかすると私の人生で最良の日のひとつかもしれない」とべリスは言った。  世界70位のべリスは、これ以前のトップ10選手に対する4試合に敗れていた。

 ベリスはドバイの準々決勝に進出したふたりのティーンエイジャーの一角だ。もうひとりは19歳のアナ・コニュ(クロアチア)で、コニュは第8シードのエレナ・ベスニナ(ロシア)を3-6 6-4 7-6(4)で下して勝ち上がった。

 ベリスは第3セットの出だしで2-0とリードしたが、そこからラドバンスカが挽回し、2-2に追いついた。しかし、そのあとにはラドバンスカの抵抗も次第に勢いを弱め、ベリスは最後の22ポイントのうち16ポイントをつかんだ。

 「第2セットでは、彼女はよりよいプレーを初めていたと思う」とベリスは言った。「そして私の調子も少し鈍った。私は決めようとして急ぎ過ぎていたと思う」。

 ベリスは準々決勝で第10シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)と対戦する。ウォズニアッキは第1セットを落としたが、そこから挽回し、カテリーナ・ボンダレンコ(ウクライナ)を3-6 6-2 6-3で倒した。

 ウォズニアッキはベリスについて、「彼女は素晴らしい若手選手だわ。今、大きな自信をもっている」と言った。「ただ、今はこの瞬間(ボンダレンコに対する勝利)を楽しみ、そのあと明日に向けて準備するわ」。(C)AP