フランス・マルセイユで開催されている「オープン13 マルセイユ」(ATP250/2月20~26日/賞金総額62万0660ユーロ/室内ハードコート)のシングルス1回戦で、第6シードのリシャール・ガスケ(フランス)がロビン・ハッサ(オランダ…
フランス・マルセイユで開催されている「オープン13 マルセイユ」(ATP250/2月20~26日/賞金総額62万0660ユーロ/室内ハードコート)のシングルス1回戦で、第6シードのリシャール・ガスケ(フランス)がロビン・ハッサ(オランダ)を6-7(5) 6-3 6-2のフルセットの戦いの末に下し、2回戦に進出した。 全体に見て優勢だったにも関わらず第1セットを落としたガスケは、「第1セットを取るべきだったのは明らかだ。僕は試合の流れに反してそれを落としてしまった。でも5-4からのサービスのときにまずいゲームをしてしまったことは認める。ミスをおかした上にダブルフォールトだからね。それが高くついた」と振り返った。 「第2セットの出だしにもブレークされ、あの時点では心穏やかでなかったが、最後まで戦おうと努めていた。0-1から1-1とブレークバックしたことがカギだった。あれがこの試合でもっとも重要なゲームだった」と分析したガスケは、「次の試合ではよりスムースにいくよう祈るよ」と言い添えた。ガスケは2回戦でミカエル・ユーズニー(ロシア)と対戦する。 一方、第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)はベテランのニコラ・マウ(フランス)に6-7(5) 6-7(5)の僅差で敗れた。 世界ランキングはマウが54位でズベレフが18位、年齢はマウが35歳でズベレフが19歳だ。
「試合が進むにつれ、どんどん気分がよくなった。そして必然的に、こういう試合に勝てばうれしいもの」とマウは満足感を吐露した。 「ここでプレーするのが大好きなんだ。僕は1999年に初めてここでプレーし、これまで出場しなかったのは2回だけ。僕が(プロとして)プレーした最初の大会であり、一度もすごい成績を挙げたことはなかったけれど、いつもいくつかのいい試合をすることができていた。このところ、よいプレーはできていたけれど勝利が挙げられていなかった。言うまでもなく、勝ったほうがずっといいね」 マウは次のラウンドで予選勝者のノルベルト・ゴンボス(スロバキア)と対戦する。ゴンボスは、やはり予選を勝ち上がったエフゲニー・ドンスコイ(ロシア)を6-1 6-1で下して勝ち上がった。 ジュリアン・べネトー(フランス)と、デビスカップ・ワールドグループ1回戦「カナダ対イギリス」戦で審判の目にボールをぶつけたことで有名になってしまったデニス・シャポバロフ(カナダ)の、ワイルドカード(主催者推薦)同士の対決は、7-5 6-4でベネトーに軍配が上がった。 第1シードのガエル・モンフィス(フランス)、第2シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)、第3シードのニック・キリオス(オーストラリア)、第4シードのルカ・プイユ(フランス)は1回戦がBYE(免除)で2回戦が初戦。登場は水曜日以降となる。
22日には、前年度覇者のキリオスがマレク・ジャジリ(チュニジア)と、プイユがアルヤズ・ベデネ(イギリス)とナイトマッチで対戦する予定になっている。ベデネはポール アンリ・マチュー(フランス)を3-6 6-1 6-4で倒して勝ち上がった。 (C)AP(テニスマガジン)