マーリンズのスプリングトレーニングでイチロー外野手が負傷した様子を米複数メディアも速報で伝えている。■イチローの負傷に米メディアも衝撃「キャリアで初めて…」 マーリンズのスプリングトレーニングでイチロー外野手が負傷した様子を米複数メディアも…

マーリンズのスプリングトレーニングでイチロー外野手が負傷した様子を米複数メディアも速報で伝えている。

■イチローの負傷に米メディアも衝撃「キャリアで初めて…」

 マーリンズのスプリングトレーニングでイチロー外野手が負傷した様子を米複数メディアも速報で伝えている。

 イチローは21日(日本時間22日)の守備練習中に招待選手として参加中のブランドン・バーンズ外野手と接触。右膝の上部と腰を負傷した。思わぬアクシデントに、MLB公式サイトは「外野での衝突により、イチローが腰を痛める」と速報。「43歳のマーリンズ外野手はその輝かしいキャリアで初めて、医療の助けを求めた」と報じた。

 また記事ではイチロー自身が膝よりもより腰の痛みに懸念を抱いている様子も伝えており、本人が「何人かの選手(ディー・ゴードンとマーティン・プラド)が写真を撮りに来ましたよ。彼らは僕がトレーナー室にいるのを見たことがないですから」と語ったことも紹介。「診察で用いられた無菌手袋はお土産として、トレーナー室で保管されている」とも伝えている。

 地元紙「マイアミ・ヘラルド」電子版もベテランを襲ったアクシデントを速報。「外野での衝突により、イチローはMLBキャリアで初めてトレーナー室に訪れた」との見出しで伝えた。

■バーンズのロッカーが空に…、同僚は“警告”「一人では外に出られない」

 記事では、イチローと接触したバーンズのコメントも紹介。「こんなことは誰も望まないよ。特にキャンプ5日目ではね」、「彼はレジェンドだ。彼を初めてトレーナー室に送り込んだ人になるなんて、つらいよ」と語っている。そんな外野手の気持ちを紛らわそうと周囲が“イタズラ”を仕掛けたこともレポートしており、バーンズがクラブハウスに入る前、選手たちは同選手のロッカーを空にしたという。

 また、チームメイトのプラドは治療に使用された用具について「すべてクーパーズタウン行きだよ」と冗談交じりで話したそうで、「誰もイチローにはちょっかいを出していないよ」「マッティングリー(監督)でさえもね。彼(バーンズ)は周りにニンジャがいないか気を付けないといけない。一人では外に出られないだろうね」と“警告”を発したという。

 メジャー17年目を迎えるイチローが過去に故障者リスト(DL)入りしたのはわずか1度。2009年に第2回WBCで優勝した直後に胃潰瘍を患い、開幕をDLで迎えた時だけだ。その鉄人ぶりはこれまで現地メディアでもたびたび話題となっており、今回、イチローを襲ったアクシデントに周囲も驚きを隠せない様子。地元メディアは負傷は深刻ではないとも伝えており、早期の回復が期待される。