アラブ首長国連邦・ドバイで開催されている「ドバイ・デューティーフリー選手権」(WTAプレミア5/2月19~25日/賞金総額266万6000ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、第2シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と第3シード…
アラブ首長国連邦・ドバイで開催されている「ドバイ・デューティーフリー選手権」(WTAプレミア5/2月19~25日/賞金総額266万6000ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、第2シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と第3シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)が敗退した。 プリスコバはクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)に2-6 4-6で、チブルコバはエカテリーナ・マカロワ(ロシア)に2-6 6-4 2-6で敗れた。第1シードから第9シードまでは1回戦がBYE(免除)のため、ふたりにとってこれは初戦だった。 もし今大会で優勝すれば世界1位に返り咲く、第1シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)はモナ・バートル(ドイツ)を6-4 6-3で倒し、無事初戦をクリアした。 「同じドイツ人相手にプレーするのは、常に難しいわ」とケルバーは言った。「いずれにせよ、今日の自分のパフォーマンスをうれしく思う。自分のテニスができた」。 プリスコバは先週のドーハで、元ナンバーワンのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を決勝で破り、今年2つ目のタイトルを獲得したばかりだ。彼女は年初のブリスベンでも優勝を遂げていた。 プリスコバは今大会の初戦を戦うにあたり、ドーハと違うコンディションに順応するための時間をほとんど持つことができなかった。ドバイのコートはより速く、ボールはより飛ぶ。ドーハはまた気候的に、より気温が低く、雨が多かった。 プリスコバは特に自分のサービスで苦労していた。彼女は6度ダブルフォールトをおかし、ムラデノビッチに与えた9度のブレークポイントのうち4度でサービスをブレークされた。 「私は本当にひどいプレーをしていたと思うわ。それについてできることはあまりなかった」とプリスコバは言った。「第2セットではまだチャンスがあったけれど、彼女はいくつかのいいポイントをプレーした。こんなふうな(ひどい)プレーをしていて、対戦相手がいいプレーをしていたら、たぶん試合を落とすものなんでしょうね」と彼女は言い添えた。 第2セット5-4からムラデノビッチがサービスに入ったときには、プリスコバがいい軌道に戻ったかのように見えていた。ムラデノビッチは0-40とリードを奪われ、3つのブレークポイントの危機に直面したのである。しかし彼女はそのブレークポイントのすべてをしのぎ、結局サービスをキープして試合を終わらせた。 それでも今季のプリスコバは15勝2敗の成績を誇っている。これ以前に起きた彼女の2017年の敗戦は、全豪オープン準々決勝でのミルヤナ・ルチッチ バローニ(クロアチア)に対するものだけだった。 「この試合で気落ちしたくはないわ。私は今年、すでに本当に多くの試合に勝っているんだから」とプリスコバは言った。「そのことをうれしく思っている。ただ一つだけ、うまくいかなかった大会があっただけよ」。プリスコバはまた、「この大会のことはすぐに忘れるつもりよ」と言い添えた。 ムラデノビッチは3週間前のサンクトペテルブルクでキャリア初タイトルを獲り、乗っているところだった。(C)AP