FCバルセロナ移籍報道から一転し、パリ・サンジェルマンとの契約が迫っているジョルジニオ・ワイナルドゥムの去就について、母…

FCバルセロナ移籍報道から一転し、パリ・サンジェルマンとの契約が迫っているジョルジニオ・ワイナルドゥムの去就について、母国オランダ紙の『De Telegraaf』は「彼のキャリアの中で最高の契約だ」と報道。『Algemeen Dagblad』は「ヨーロッパのヒエラルキーは変化している。PSGが上昇し、バルセロナが下降している」と論じた。
この“移籍劇”を振り返れば、バルサは契約を進めていたのにもかかわらず(代理人のハンフリー・ナイマンは何度かカンプ・ノウのオフィスを訪れている)、PSGが参加してくると、カタルーニャのクラブはこの争奪戦への参加を拒否。
PSGのスポーツディレクターであるレオナルドは、バルサが提示した年俸よりもはるかに高い金額で同選手を説得するために、代理人と並行して交渉を行ったのだ。
交渉関係者によると、PSGはオランダ人MFへ年俸1,000万ユーロ(約13億円)の魅力的な契約で納得させたとのことだ。これはバルサにとって、手の届かない数字である。
■PSGは費用を惜しまない
上記の通り、PSGは費用を惜しまないことを示した。
彼らの夢は依然としてチャンピオンズリーグを制覇することであり(2020年にはファイナリスト、2021年にはセミファイナリスト)、そのために過去4シーズンで約5億3000万ユーロ(約700億円)を投資してきた。
■お金だけではない
しかし、経済的側面が今回のワイナルドゥムの移籍先を決めた最大のポイントではあるものの、理由はそれだけではないとオランダの報道機関は伝えている。
2019年、フレンキー・デ・ヨングがPSGからの条件の良いオファーを拒否してバルサに来たのは、そのクラブ自体に魅力が詰まっていたからだ。しかし、ワイナルドゥムにとってそれは違っていたようだ。
バルサが過去10回のチャンピオンズリーグ決勝戦のうち、1度しか進出していないことや、2020年に2-8でバイエルン・ミュンヘンに敗れたこと、つい数ヶ月前にベスト16でPSGにノックアウトされたことも将来を決定するキーの一つとなったかもしれない。
また、バルサは2シーズンにわたってリーガ・エスパニョーラを制覇できておらず、メッシの輝きはまだ残ってはいるものの、PSGに所属するネイマールやキリアン・エムバペと共にプレーすることも魅力は詰まっている。
冒頭で触れたように、オランダの報道機関は、近年PSGがヨーロッパで力をつけているのと同じ割合で、バルサが力を失っていることを強調。
このように、オランダのメディアが導き出した結論は、まさしくヒエラルキーの喪失であり、ワイナルドゥムの思考はお金によって動いてはいるものの、PSGへ移籍した理由はお金のためだけではないということだ。