ムセッティの途中棄権でジョコビッチが準々決勝進出 テニスの全仏オープンは現地時間7日、男子シングルス4回戦が行われ、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、同76位のロレンツォ・ムセッティ(イタリア)の途中棄権により準々決勝進出…

ムセッティの途中棄権でジョコビッチが準々決勝進出

 テニスの全仏オープンは現地時間7日、男子シングルス4回戦が行われ、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、同76位のロレンツォ・ムセッティ(イタリア)の途中棄権により準々決勝進出が決まった。ジョコビッチが試合後、相手がコートを去る際に直立して拍手を送る映像を大会公式が公開。紳士的な態度に海外ファンからは「感動した」「美しい場面」と称賛が送られている。

 強いだけではない。先に2セットを落としたジョコビッチが盛り返し、2-2で迎えた第5セット。4-0とリードした第5ゲームで、ムセッティが背中の痛みなどにより途中棄権した。無念の様子でコートを去る19歳。観客からは大きな拍手が送られていたが、激闘を演じたジョコビッチも直立し、敬意を込めた拍手を送っていた。

 世界ランク1位の紳士的な態度を、大会公式ツイッターが「リスペクト」と文面につづって動画で公開。美しい光景に、海外ファンからは「両者による素晴らしいパフォーマンスだった」「感動した」「スポーツの美しい場面」「一流の振舞い」「相手が誰でもリスペクトを送る。それがジョコビッチ」「素晴らしいファイトだった」「未来のスター」とコメント欄で称賛が送られている。

 甘いマスクでも注目される19歳ムセッティに苦戦しながらも、なんとか勝ち上がったジョコビッチ。準々決勝では同9位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と対戦する。(THE ANSWER編集部)