株式会社Nolook(本社:東京都港区、代表取締役CEO:平海諒平)が展開するスポーツブランド『BARZAGLI(バルザーリ)』が、6月に立ち上げ1周年を迎えた。アスリートの声から生まれた、通気性を追求したスポーツマスク『バルマゼロ』は27…

株式会社Nolook(本社:東京都港区、代表取締役CEO:平海諒平)が展開するスポーツブランド『BARZAGLI(バルザーリ)』が、6月に立ち上げ1周年を迎えた。アスリートの声から生まれた、通気性を追求したスポーツマスク『バルマゼロ』は270万枚以上を売り上げる大ヒット。専用店舗の出店計画も順調に進むなど、急成長を遂げる新進気鋭のブランドだ。

平海諒平代表に、『BARZAGLI』を立ち上げた経緯や商品に込めたこだわり、これから目指す未来の姿についてお聞きした。

|「チャレンジして死ぬか、せずに死ぬか」

元々は2018年に広告代理店として出発した株式会社Nolook。SNSマーケティングを中心とした事業を展開していたが、新型コロナウイルスの影響で事業が全てストップした。平海代表は「完全にコロナショック。会社としてももう死ぬ寸前で、瀕死状態でした」と、当時の苦しい状況を振り返る。

会社が立ち行かなくなっていく中、自身の原点として挑戦したのがスポーツブランドの設立だった。

「僕自身、スポーツに育てられたという感じで、野球、空手、ボクシング、水泳とずっとやってきた。なので、スポーツで何かビジネスをしたいっていうのは常に持っていたんですよね。コロナのタイミングでチャレンジして死ぬか、チャレンジせずに死ぬかっていう状況で、もともと自分がやりたかったのがスポーツブランドだったので、それを最後に突っ込みました」

2020年6月にスポーツブランド『BARZAGLI』を設立。平海代表の悲願が形となった。

|アスリート(お客様)の声から始まる商品開発

新たなスポーツブランドの立ち上げ後、まず着手したのは、アスリートやトレーニー向けのスポーツマスクの開発だった。平海代表は「マスクをしないといけない環境の中で、どうパフォーマンスを維持しながらトレーニングができるのかというところに焦点を当てて、お客様にアプローチしました」と経緯を語る。

社運をかけた新商品『バルマゼロ』は、日本初のオールメッシュマスク。蒸れや息苦しさがなく、夏場でも快適に運動をすることができる。ファッション性の高さもあってアスリートを中心に人気を呼び、発売から1年近くで計270万枚以上を売り上げる大ヒット商品となった。「今まで使ったマスクでこれが一番いい」との声も多く寄せられ、評判も上々だ。

スポーツマスクに続き、ポロシャツやジャージ、ヨガウェアなど機能性とデザイン性を両立させた商品を次々と展開。これまではオンラインでの販売やスポーツショップやジムへの卸売りが中心だったが、銀座の大型デパートに専用の店舗を構える準備も進んでおり、ブランドの影響力はさらに広がっている。

「もちろん、トレンディに商品開発は進めているんですけど、お客様の声が一番です。お客様の声があって、それを元に開発が始まる。それは弊社の全ての商品においてそうですね」

出発地点はいつも、アスリートの願いだ。

大ヒット商品となったスポーツマスク『バルマゼロ』。通気性とデザイン性が特徴

|DARE TO CHANGE〜恐れずに、変わり続けろ〜

平海代表が目指す『BARZAGLI』の未来は、着ることでステータスとなるような“ラグジュアリースポーツ”の領域だという。「もっとオシャレなスポーツウェアがあっていいと思うんですよ。オシャレなウェアを着てモチベーションを高めると、トレーニングの効果も変わってくる。自分をパワーアップさせてくれるようなアイテムをもっと世の中に広めていきたい」と展望を語る。

平海代表が会社の創業当時から掲げている理念が「DARE TO CHANGE(恐れずに、変わり続けろ)」だ。苦境時にも守りに入らず新しい事業に挑戦する道を選び、ブランドを軌道に乗せることに成功した。

「バルザーリブランドがスタートして、一周年を迎えられました。それはお客様の一人一人が応援してくださって、今のバルザーリがあると思っています。5年後、120%世界が知ってるバルザーリにします。そのためにスタッフ全員が全力で取り組んで、期待に応えます」

変わることを恐れない思いを一つ一つの商品に込め、手に取ったアスリートの挑戦する心をこれからも後押ししていく。

「5年後には世界中に知られるブランドに成長させたい」と意気込む平海代表