2年ぶりに開催された令和3年度(第75回)関東高等学校女子大会は茨城県を舞台として6月5、6日に行われた。関東ブロックの50チームが出場し、東京対決となった決勝は下北沢成徳高が文京学院大女高を相手に2-1(23-25,25-16,25-2…

 2年ぶりに開催された令和3年度(第75回)関東高等学校女子大会は茨城県を舞台として6月5、6日に行われた。関東ブロックの50チームが出場し、東京対決となった決勝は下北沢成徳高が文京学院大女高を相手に2-1(23-25,25-16,25-22)で逆転勝利を収め、3大会ぶりに優勝を飾った。

 

<下北沢成徳高のメンバーたち>

 

 決勝まで失セット0で勝ち上がってきた下北沢成徳高。第1セットはリードする場面こそあっても自分たちのミスから連続失点する展開で、17-22から2年生エースの谷島理咲が3連続得点を決めたが、先取を許す。

 

 セット間には小川良樹監督のゲキも飛び、気合いを入れ直したチームは第2セット立ち上がりから、谷島の対角に入る3年生の濱村ゆいが力強いスパイクを決めるなど3連続得点。中盤にかけて谷島や古川愛梨ら2年生も得点してリードを広げ、セットカウントをタイに戻した。

 

<下北沢成徳高の谷島>

 

 最終第3セットは序盤からサイドアウトの応酬が続く中、6-5から3年生の田中麗子が連続得点を決めると9-6からは相手のエース廣田あいをブロックシャットし、一気に流れを呼び込む。中盤から終盤にかけて再び競り合いとなったが、22-21から濱村、谷島の得点でマッチポイントに到達。その次のラリーは谷島のスパイクアウトで失点するも、直後に谷島がきっちりとビクトリーポイントを決めて、優勝を喜んだ。

 

 終わってみれば、谷島がチーム最多16得点、濱村が15得点と下北沢成徳高は両アウトサイドヒッターがチームを牽引。一方、敗れた文京学院大女高は廣田が両チーム通じて最多24得点と奮闘した。

 

<文京学院大女高の廣田>

 

<6日 試合結果(準々決勝〜決勝)>

【決勝】

下北沢成徳高 ○2-1● 文京学院大女高

(23-25,25-16,25-22)

 

【準決勝】

下北沢成徳 ○2-0● 細田学園(埼玉)

(25-12,25-15)

文京学院大女 ○2-1● 八王子実践(東京)

(25-17,19-25,25-20)

【準々決勝】

下北沢成徳 ○2-0● 帝京三(山梨)

(25-13,25-10)

文京学院大女 ○2-0● 春日部共栄(埼玉)

(25-12,25-17)

八王子実践 ○2-0● 淑徳SC高(東京)

(25-11,25-22)

細田学園 ○2-0● 敬愛学園(千葉)

(25-23,25-11)

 

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