ダイヤモンドバックスがホルヘ・デラロサ投手とマイナー契約を結んだと米複数メディアが報じた。メジャー通算101勝(84敗)を誇る35歳のベテラン左腕は昨季、ロッキーズで27試合の登板のうち24試合に先発しているが、ダイヤモンドバックスは中継ぎ…

ダイヤモンドバックスがホルヘ・デラロサ投手とマイナー契約を結んだと米複数メディアが報じた。メジャー通算101勝(84敗)を誇る35歳のベテラン左腕は昨季、ロッキーズで27試合の登板のうち24試合に先発しているが、ダイヤモンドバックスは中継ぎとして期待しているという。地元紙「アリゾナ・リパブリック」のウェブサイト「azcentral sports」は、元ロッテの中後悠平投手らとメジャー枠を争うことになると伝えている。

■加入のデラロサは中継ぎで起用へ、地元メディア「ナカウシロらと昇格を争うことに」

 ダイヤモンドバックスがホルヘ・デラロサ投手とマイナー契約を結んだと米複数メディアが報じた。メジャー通算101勝(84敗)を誇る35歳のベテラン左腕は昨季、ロッキーズで27試合の登板のうち24試合に先発しているが、ダイヤモンドバックスは中継ぎとして期待しているという。地元紙「アリゾナ・リパブリック」のウェブサイト「azcentral sports」は、元ロッテの中後悠平投手らとメジャー枠を争うことになると伝えている。

 デラロサは2004年にブルワーズでメジャーデビュー後、ロイヤルズを経てロッキーズに移籍。昨季まで9年間を過ごした。メジャー通算306試合に登板しているが、241試合が先発。09年と13年に自己最多の16勝を挙げるなど、確かな実績を誇るものの、昨季終了後にフリーエージェント(FA)となっていた。

 これまで先発としてキャリアを積み上げてきたデラロサだが、新天地では中継ぎとして期待されているという。「azcentral sports」は、ダイヤモンドバックスのメジャー40人枠の中で昨季メジャーのマウンドに上がった中継ぎ左腕が、アンドリュー・チャフィン、スティーブ・ハサウェイの2人しかいないと指摘。「球団に所属する左腕では、ジャレッド・ミラー、ダニエル・ギブソン、ユウヘイ・ナカウシロが(メジャー40人枠の)スポットを争うことになる」としている。

■中継ぎ左腕が補強ポイントのDバックスで注目浴びる中後

 中継ぎ左腕が補強ポイントになっていることは確かで、変則サイドハンドの中後には大きなチャンスがあると見られている。米CBSスポーツ(電子版)は先日、「MLB30球団のスプリングトレーニングで最も興味深い招待選手」と題した特集記事を掲載し、ダイヤモンドバックスでは中後をピックアップ。「ファンキーな投球フォームと圧倒的なスライダーを兼ね備える左腕であり、優秀な対左のスペシャリストの候補である」と高評価し、「空振りを奪うことが出来るサウスポーは、スプリング・トレーニングにおいて注目すべき存在である」と評していた。

 2015年限りでロッテを戦力外となりながら、昨年からマイナー契約でダイヤモンドバックスに加入。ルーキーリーグから3Aまで這い上がった。3Aでは13試合に登板し、10回2/3を7安打無失点13奪三振3死球、防御率0.00と快投。球団内でメジャー昇格が検討されるほどの存在感を示し、今年は招待選手としてキャンプに参加している。

 経験豊富なデラロサは“ライバル”となりそうだが、中後にも大きな武器がある。左打者キラーとしてメジャー昇格をつかみたいところだ。