陸上・布勢スプリント 陸上の布勢スプリントが6日、鳥取・ヤマタスポーツパーク陸上競技場で行われ、男子100メートル予選では桐生祥秀(日本生命)が10秒01(追い風参考2.6メートル)だった。決勝は右アキレス腱痛で大事をとって棄権。次戦は3枠…
陸上・布勢スプリント
陸上の布勢スプリントが6日、鳥取・ヤマタスポーツパーク陸上競技場で行われ、男子100メートル予選では桐生祥秀(日本生命)が10秒01(追い風参考2.6メートル)だった。決勝は右アキレス腱痛で大事をとって棄権。次戦は3枠の東京五輪切符を争う日本選手権(24日開幕・大阪)となる。
桐生は予選で収穫を掴んで日本選手権の前哨戦を終えた。「スタートから少しもたついた。課題の中盤、後半はイメージ通りです。このタイムで走れたのは日本選手権へ収穫です」と説明。「スタートのセットからゴー(のアナウンス)が思ったより速かった。前半をまとめれば不安はない」と振り返った。
決勝は右アキレス腱痛の影響で棄権。疲労がたまり、2週間ほど前から痛みがあったという。「(決勝の棄権は大会前から)決めていました。今日は1本の予定。さすがに次が日本選手権なので、1本は走っておきたいと思って出た。でも、1本目を走って引きずったらよくない。調子が良いので走りたかったですけど、大事をとった」と強調した。
9秒97の日本記録保持者サニブラウン・ハキームは不在だが、桐生祥秀(日本生命)、山縣亮太(セイコー)、小池祐貴(住友電工)、ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)、多田修平(住友電工)と豪華メンバーが集結。サニブラウン、桐生、小池だけが東京五輪の参加標準記録10秒05を突破していたが、この日は山縣も10秒01(追い風1.7メートル)をマークしてみせた。
桐生は「みんな調子が良い」と歓迎。運命の日本選手権へ「決勝で戦ってしっかり優勝して、(五輪出場の)権利を獲得したい」と前を向いた。この日の予選は多田が10秒07、ケンブリッジが10秒24(ともに追い風参考2.6メートル)、小池が10秒18(追い風1.7メートル)だった。(THE ANSWER編集部)